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「今、一生懸命、子供と向き合う」でいいのかも。

社内の飲み会で、私よりひと周りほど若い男性社員に「イヤイヤ期をどう乗り越えたのか教えてください」と話しかけられました。

彼とは部署も違い、挨拶程度しかしたことがない仲です。
話を聞いてみると、以前、朝礼当番(よくある私からの一言というやつです)のときに私が話した内容が気になっていたとのこと。

すっかり忘れていましたが、子どもが宿題をなかなかやらず困っている話をしたのを思い出しました。
育児本に書いてあったスモールステップを意識して「とりあえず名前だけ書いてみよう」とか「1問だけやってみよう」をやってみている、仕事でもやる気がでないときは〜的な話をしたのでした。

彼の子供は2歳半。
だけど、私の話を聞いて次はそういうことが起きるんだ!と今から心配しているとのこと。

今はイヤイヤ期。
朝、保育園に連れていくのは彼の役目で、起こした瞬間に「パパ、イヤ!」と泣かれてしまうとか、お風呂にもなかなか入ってくれず、「ママがいい!」というとか、離乳食を食べさせても嫌がられる等々・・・

次から次へと語られます。

まず、私が思ったのは、「あぁ!そういうことあったね!」でした。
相談されてるくせに、なんだか懐かしくて、大変だったはずなのに、今は笑ってしまうようなことばかり・・・(もちろん心の中で)

過ぎてしまえば笑い話なんですが、当事者にしてみれば、本当に大変なんですよね。

もうひとつ思ったのは、「ちゃんと育児してるね!」です。
育児していなかったら、そんなにたくさん悩みは出てこないことでしょう。
ちゃんとパパをやっている証拠です。

私はもう2歳半の子どもがいる当事者ではなく、元当事者。
彼に相談されるまで、当時の困り事なんて、まったく思い出すこともなく暮らしてきました。
すごく大変だったはずなのに、何故??

育児は次から次へ、悩みが変わっていくので、もうちょっと前のことは上書きされて、ぜんぜん覚えていません!
悩んでいるうちに次のステップにいっちゃうので、解決したのか解決しないまま次にいってしまったのか、さっぱりわかりません。
育児日記を書く余裕もなく、過ぎ去っていきました。

でも、それでもいいのかもしれないと思っています。
過去のことは、今回みたいに何かの拍子で思い出したり、写真を見て思い出したり出来ることもあります。
未来のことは何もわかりません。
「今、一生懸命、子供と向き合う」ことが大切なんだと思います。

相談内容の答えにはなりませんが、彼には「よく頑張ってるね」を伝えました。
今思えば、私が言われたかった言葉かもしれません。
実家に行くとよく母がそのようなことを言ってくれました。
「今だけだから」「そんなこともあったねって言う日がくるよ」ともよく言われましたが、そっちはやっぱり当事者としては響きませんよね。(本当のことではありましたが)

過去を少しだけ思い出し、なんだかんだ頑張ってたじゃんって自分を褒めてあげた出来事でした。

読んでいただいてありがとうございました。
それでは、また。

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いつかチップをいただけるほどの素敵な文章を書いてみたいものです・・・。