明治43 年に建てられた歴史的な石蔵で釜揚げうどんを食べる・・・「根津 釡竹」
久しぶりに「谷根千ぶらぶら」です。連日の暑さに食欲が・・衰えませんね。まあ、いつも飲みながら食べているのですが。
仕事場から歩いて10分ほどの根津の昔ながらの路地の四つ角に、重厚な煉瓦造りの石蔵があります。覗いてみると、店奥には日本庭園も見えます。
控えめな看板がなければ、お店とは気づかないのですが、実はうどん屋さんです。仕事場を移転してすぐに食べに行きました(食いしん坊だからね)。
この地で歴史を刻んできたのかと思いきや、1985 年に大阪で開業、3 年連続でミシュラン・ビブグルマンに選ばれた店が東京・根津に進出したのです。
店内に入ると、想像よりも広い空間に高い天井、存在感のある柱と梁、和モダンで落ち着いた木の温もりが感じられるお店です。この蔵がいいのです。
明治43 年に建てられた歴史的建造物を建築家の隈研吾さんがプロデュースしたのだそうです。隈さん、いろいろなところをやるなあ。
人気の釡揚げうどんはオーダーしてから手打ちして茹で上げるのでのどごしも良く絶品。天ぷらも季節の野菜がバランス良く揚げたてがいただけます。
実は個人的には蕎麦派です。暑くなると冷たい蕎麦を食べたくなるのですが、ときにはよく冷えた店内で熱々の釜揚げうどんもいいものです。
悔やまれるのは、見なければよかったと思うほどの日本酒の品揃えです。次回はよく冷えた日本酒をぐびっと飲んで、〆にうどんをいただきたいなあ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?