【厩菓子】ネクタリンとナッツのクランブルケーキ
イギリス大好き、ティーサロン大好きな私はそっち方面にアンテナをはっています。いまはスタバが頑張っているイギリスでも、30年前はアイスコーヒーはなかったし、ティーサロンが優勢でした。それに伴ってサロンで提供される焼き菓子の種類も豊富で、ティーサロン版ミシェランみたいので表彰された日本人経営のティーサロンがあるというのをどこかで読みました。
ナショナルトラストが管理しているトレッキングでしか行かれない絶景のロケーションの前にひっそりと佇んでいるとか。クイーンエリザベスがわざわざ訪れ、My faforit cakeと絶賛せしめたケーキがあるとか。
サロンも、経営者も、焼き菓子も、今はどうなっているのやら。どなたかご存知でしたら教えてくださいませ。
さて、焼き菓子の面白いところは、季節の果物をやきこむことでさまざまなバリエーションができること。
ネクタリンはもうすぐシーズンが終わります。そのまえに、とクランブルケーキに焼き込みました。皮ごと焼くのでネクタリンの甘くて爽やかな香りがケーキ生地に移り美味しくできました。
クランブルケーキというと、アップルクランブルが有名ですが、初めてつくって案外簡単にできたので、フルーツを変えていろいろ挑戦したくなりました。材料は以下の通り。
クランブル
小麦粉 40g(薄力+全粒粉 半々)
砂糖 60g (角切り)
バター 50g
ローストナッツ 50g
ケーキ生地
小麦粉 120g
砂糖 80〜100g(フルーツの糖度によって加減)
ベーキングパウダー 小さじ1
塩 少々
溶かしバター 35g
牛乳 120cc
卵 1個
バニラオイル 適宜
ネクタリン 3〜4個
手順は簡単です。三つの段階を踏みます。
①クランブルにいれるナッツをローストします。180度で10分ほどが目安。香ばしいのが好きな方は長めに。ナッツも種類によって、フルーツとの相性があるので、いろいろ考えるのも楽しいです。
クランブルの材料はビニル袋にいれほぐし満遍なくまぜたところへ、角切りにしたバターを入れ体温で粉とまぜ、冷ましたナッツをいれ、ボロボロと大きなそぼろ状にして冷蔵庫で休ませます。
②ネクタリンは種を除いて1センチ角ぐらい、あるいはそれ以上の大きさに切っておきます。
①同様、粉材料を全部あわせたところへ、撹拌した液体材料を注ぎ生地をつくります。
それを180度で10-15分ほどやいたところへ、ネクタリンをのせ、クランブルもケーキ全体にひろげます。再度オーブンへ、そのまま180度で35分から40分焼きます。
生地はやわらかいので、完全にさめてから作業してください。
生地とクランブルはおなじで、季節ごとにフルーツを変えるのもいいですね。上記の分量ですと、わりと甘味を感じやすいですので、砂糖をひかえたフレッシュクリームをホイップし、ブラックコーヒーと一緒にいただいたらとてもいいお菓子になりそうです。
パイやタルトもいいですが、手軽につくれてクランブルの食感と塩気でお口の中がたのしいクランブルケーキもまた、お菓子作り好きにもフルーツ好きにもきっと気に入ってもらえるバリエーションの一つです。
どうぞお試しを。