wallet
「ウォレット」は英語で財布を意味するらしい。我々が耳にする「ウォレット」はスマホやタブレットで金銭を管理するアプリ。
「Apple Pay」はiPhoneやApple Watchなどをかざすだけで、電車やバスに乗ったり、買い物できるサービス。
「QUIC pay」とはバーコードを見せたりQRコードをかざさずに、スマホをかざすだけで支払いができるシステム。
クレジットは「信用」。
クレジットカードは「信用」で品物を購入し、使った分だけ期日までに銀行口座から引き落とされる後払いシステム
「プリペイド・カード」のPreは「事前に」paidは「支払った」意味で、プリペイドカードは事前に金額をチャージしておく前払いシステム。
5月まで電車通勤をしていた。20年ほど前に息子が東京で就職して訪ねて行った時に彼から「suica」を渡された。
「これを使うといい。」
「へえー」
そのsuicaを使い続けてた。
3年前に電車通勤を始めた時、suicaをwalletに登録してApplePayで使おうとした。suicaにチャージするためにはクレジットカードも登録する必要があったのだが、私のクレジットカードはVISAのついたトヨタTS-CUBE。現在はVISAでもsuicaにチャージできるけれども、あの時はVISAではチャージできなかった。仕方ないので、その時はプリペイドカードの「auPay」を登録してチャージした。ところが、今、プリペイドカード「AuPay」ではチャージできない。VISAが使えるようになったからTS-CUBEでチャージしようとしたが出来ない。Appleのヘルプデスクに電話して遠隔操作でチャージできるように操作してもらったが、どうしても出来ない。
「suicaに対応していないクレジットカードは多いので、多分、TS-CUBEがsuicaに対応していないと思われます。」
これが結論だった。妻のVISAのクレジットカードをwalletに登録してチャージを試みた。チャージできた。TS-CUBEについてネットで調べてもわからないので、TS-CUBEに直接電話した。
「VISAは対応していない。」
これが回答だった。
「それは少し前までの話。」
偉そうに反論したい気持ちもあったけれども「そうですか」で電話を切った。
まあ、妻のカードが登録してあるから今のままでも問題ないけれども、妻のクレジットカードは削除して自分用auのクレジットカードを申し込んだ。カードが届けばチャージできる。
walletにこだわったのは電車の改札でプリペイド・カードもスマホも使わず、Apple Watchで改札を通過したかったからであるけれど、今の職場は全て高浜市内で電車に乗る必要はない。Androidでもwalletは使えるし、QUICPAYも使える。スマートwatchも使えるらしい。ならば、iPhoneは高いからAndroidに乗り換えようかと思うけれども、
「もう新しいものは結構」
こんな感情も生まれる。
兎に角、コンピュータに関する世の移り変わりはとても速く、付いていくのが大変で、老人には難しい。ICT支援員をしていなければwalletもApple Watchも使わなかった。
「そうだ。妻のクレジットカードを削除するのはやめておけば良かったかな?」
クレジットカードで一番怖いのは、近親者による使い込みである。しかし、私の場合は妻のクレジットカードで買い物したいものなど思いつかない。
時代と欲望に取り残される「年寄り」は寂しい。
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