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ウクライナとベトナム

 北朝鮮がロシアに協力して派兵していると批判する報道を見て思い出した。ベトナム戦争で韓国はアメリカに協力して4万人以上派兵した。また、数千人規模の派兵をしたのはオーストラリア、タイ、フィリピン、(ニュージーランド)。日本は憲法9条があるために派兵できず、負傷者を受け入れたり、基地使用で便宜を図り、好調な経済によって多額の経済支援を行なった。
 また、アメリカは自国の価値観を革命時のイランやアフガニスタンに押し付けて失敗を繰り返してきた。アメリカに経済力があったからできた失敗であり、日本や韓国のようにアメリカに協力する国が多かったからだと考えるべきである。比較するとベトナムとウクライナは似ている。
 日本の新聞ではロシアや北朝鮮を手厳しく非難する報道は多く目にするけれども、アメリカを非難する記事は少ないし、その批判でさえ随分と穏やかである。日本が行なった戦争もアメリカと同様に武力を背景にした価値観の押し付けでしかなかった。
 ウクライナが真の独立を得るためにはベトナムと同様に膨大な犠牲を払うことになるだろう。
 小国には大国の言いなりになって、軍事的・経済的に協力する以外に道はないのだろうか。せっかく、憲法9条があるのに日米安全保障条約という軍事同盟に頼ろうとする矛盾が悲しい。

画像はネットから無断借用

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