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72歳のICT支援員の楽しみ

 ワールドシリーズの決着が早くついてしまい土曜と日曜の楽しみが消えました。中日ドラゴンズの勝敗を新聞で確認する程度の関心しかなかったけれども、大谷翔平が海を渡って以来、野球観戦が楽しみになりました。何より、試合のある日は3時間以上、老人の面倒をみてくれていました。
 1週間のICT支援員の仕事が終わった土曜日の朝、いつもの様に朝5時半に目が覚めます。布団の中で「今日は何をして過ごそうか」と考えます。MLBのテレビ観戦以外の楽しみは、毎晩9時に就寝してしまうために週末はTverでテレビドラマ「相棒」と「オクラ」を見ること、夕方6時からの夕食と風呂の後で時代劇の文庫本を読むこと、そして、作文を書くこと、動画を作ること、そして、プログラミングである。
 仕事で若い女性の先生のために、職業セミナーの講座希望をとるアンケートの作成とアンケート結果を集計するためにEXCELシートを作るのは楽しかったし、「反比例のグラフを視覚的にとらえる動画を作って欲しい」との要望でscratchアプリを作成して喜んでもらえたのも嬉しかった。
 目を閉じたまま「結構あるものだ」と自画自賛していると、今週は火曜日に「カリアンナイト」があって、居酒屋4軒をハシゴしたことが思い出されました。8年前、1年だけ地元中学で非常勤講師をしていた時に仲良くなった20代の若者3人と1年に1、2回、刈谷や名古屋での飲み会に誘われる。今は彼らも30代になって、私は痛風予防のために酒との絶縁宣言をしてシラフで参加したけれど、この夜もとても楽しかった。また、毎週月曜日は昔の同僚とオンラインで夕食を共にする。最近は政治に関する話をする様になった。
「そうだ。」
大相撲も毎場所欠かさずテレビ桟敷で観戦するし、ゴルフ観戦もする。どちらも妻と一緒である。妻は前述のMLBを私以上に楽しみにしているので一緒に観戦する。また、私は全くゴルフに興味はなかったけれども、妻が50歳過ぎてからしばらく熱を入れて行っていて今でも興味があるらしくツアー観戦を楽しみにしている。妻を眺めながら私も一緒に観戦する様になった。
 どの楽しみも人との関わりがなくても楽しく活動できる。けれども、妻や昔の同僚や若者や仕事上の先生達との付き合いが有る方がより楽しくなるのは間違いではない。仕事を辞め、人との付き合いが一つずつ減り、やがて妻とだけの営みになり、そして、最後はどちらかが一人になる。
 いや、最後はSNSかもしれない。あるいはAIを相手にする楽しみかもしれない。
 今月18日、73回目の誕生日を迎えます。

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