ジオ・ウルシェラ(2022年 ミネソタ・ツインズ)【パワプロ2022 パワナンバー】
ジオバニー・ウルシェラ・サルセド
Giovanny Urshela Salcedo
オールマイティ内野手
何でもできるタイプの内野手で、何なら守備もポジションを選ばない強みが光る。コロンビア出身野手としてはおそらく現役で最も活躍している野手と言え、WBCコロンビア代表としても2013年大会以来ずっと出場を重ねている。
様々な球団を転々としていたが、なかなかその才能が発揮される時が来なかった。
2018年にヤンキースへとトレードされると、2019年にメジャー契約を結んで昇格。ミゲル・アンドゥハーが離脱したこともあって三塁を守ると、グレイバー・トーレスとともに三遊間を守った。この年はグレイバー・トーレスが38本塁打を放った一方で、ウルシェラも.314 21HRの大活躍。シーズン100勝を達成したヤンキースを支えてくれた。
2020年も引き続き好調なシーズンで、短縮シーズンながらOPS.858の安定感を見せた。2021年も全体的に数字は落ちたものの14本塁打を放ち、まずまずの打撃を見せていた。
ヤンキースファンの自分としては個人的にはウルシェラには今後も期待していきたいと思っていたのだが、トレードで放出。ヤンキースはウルシェラ、ゲイリー・サンチェスを放出し、対価として得たのがジョシュ・ドナルドソン、イザイア・カイナー=ファレファ、ベン・ロートベット。まあサンチェスの放出はしゃーないにしてもウルシェラ出してドナルドソンかよと言う気持ちは結構ありました。ドナルドソンのことは結構好きだったけど、最近明らかにアレな感じだったし……。
ツインズに移籍後もさすがのバッティングで、まずまずの打率にまずまずの長打、守備面での貢献度も高く、やはり何でもできる男らしい活躍。WBCコロンビア代表として出場したが、ついぞ1安打も打つことができず。
レギュラーシーズンではエンゼルスが大補強の一環として獲得、プレーオフ進出に向けて期待されたが、負傷離脱などもあったうえ、エンゼルスではなぜか長打力が鳴りを潜めてしまい、思うような活躍はできていない。
2022年成績 .285 13HR 64打点 1盗塁
査定について
脚力は明らかに遅い側となってしまっているのですが、何でもできる男。ミートもパワーもさすがのものがあり、守備も上手い。全体のポテンシャルの高さが光る。
足は遅いですがショートとしての適性も高く、エンゼルスが完全体になっていればレンドーンのサードでウルシェラがショートを守っていたんだろうかとも思う。まあ、その完全体が揃わないわけですが……。
プルヒッター、流し打ち
これこそウルシェラという感じじゃないでしょうか。逆方向には長打こそ出ないですが、しっかりと流し打ってヒットを打つこともできる。こういった技術はやはり打率面にもつながってくると思います。
内野安打
鈍足ですが内野安打は17本と多い。2023年も出場機会は少ないですが内野安打10本、意外と内野安打で稼いでる。
カット打ち、窮地
粘り打ちでもいいよなと思う選手ですが、あえての窮地+カット打ち。三振の数は96個でそこまで少ないというわけでもないしね。
特筆すべきはストライクを取られてからでもしっかり長打を打てているという点。ただの粘り打ちというよりは窮地の方が向いてるタイプ。
ひとこと
ウルシェラがエンゼルスに移籍と聞いてもしかして本当にワンチャンあるんじゃないかって思ったりした自分もいたんですよね。まあ、あんなことになってしまったんですが……。