セス・ルーゴ(2023年 サンディエゴ・パドレス)【パワプロ2024 パワナンバー】
ジェイコブ・セス・ルーゴ
Jacob Seth Lugo
円弧のマエストロ
高いスピン量を誇るカーブとシンカーを武器にする右投手。プロ入りはニューヨーク・メッツで、先発として起用されていたもののその投球内容の不安定さからリリーフへと転向。リリーフに回ってからは盤石の安定感を見せ、勝利の方程式の一角を担うなど活躍。2020年にも先発としての登板機会を得たがやはり厳しい数字で、その後もリリーフとして活躍。
2022年のオフにFAとなるが、本人が先発としての起用を望んだために争奪戦とはならず、先発ローテの枠があいていたパドレスへと移籍。先発投手としては立ち上がりに不安を抱えていた投手であったものの、メンタリティの改善か、ともかくも先発として26試合に登板して防御率3.57とやっと結果を残すことに成功。もともと豊富な球種を持っていたリリーフということもあり先発としての適性も感じさせたのでやっと内容がついてきた1年に。
シーズンオフにはロイヤルズと3年契約を締結、2024年シーズンはロイヤルズの先発の柱としてフル回転し、キャリア初の200イニング越えも記録。16勝を挙げる大車輪の活躍でロイヤルズの躍進に貢献した。
2023年成績 26試 8勝7敗 防御率3.57
査定について
カーブのマエストロとして知られ、非常に回転数の多いカーブを投げることでも話題。パワーカーブです。
ただ、シンカーやスライダーといった球種もあり非常に手札の多い投手。さらにカーブの影に隠れて最大の武器と言えるのは制球力の高さで、奪三振が多いだけでなく与四球が少ないというところも魅力。2024年は特に省エネピッチングが光り、奪三振を減らした一方で与四球もさらに少なく、結果的に200イニングを投げることに。
立ち上がり○
1巡目、立ち上がりの被打率.214、被wOBA.271と立ち上がりの投球内容が非常に優れる。
ゴロP
カーブやシンカーを使ってゴロを打たせるピッチング。
一発
キャリアを通じてまあまあ被本塁打が多いタイプ。ただ2024年は一転して被本塁打が大幅に減少。
ひとこと
ここまでのイニングイーターになるとは思わなかったなという投手。リリーフからの先発転向というのはなかなか成功が難しいのですが、かなりようやっとる。