ブライス・ハーパー(2022年 フィラデルフィア・フィリーズ)【パワプロ2022 パワナンバー】
ブライス・アーロン・マックス・ハーパー
Bryce Aron Max Harper
球界にバランスをもたらす者
アマチュア時代から果てしない無双を続けていたことからついたあだ名が「選ばれし者」。キャリアを期待され、球界の将来を嘱望された左のスラッガーだった。
マイク・トラウトの一つ下であり、これからの球界を背負うスター候補として並び立っていた印象。2010年にドラフト1巡目全体1位でナショナルズに指名されると、早くも2012年にメジャーリーグ昇格を果たす。すると19歳にして無双し、いきなりオールスターにも出場。
圧巻だったのは2015年で、激しい首位打者争いに加えてノーラン・アレナドとの本塁打王争いも繰り広げた。打点さえもう少し稼げれば三冠王もあり得るレベルだったが、打点に関してはアレナドが圧倒的だった。
しかしその後は定期的にケガをしたり、不振に陥ったりとなかなか実力を発揮しきれないシーズンが続く。2016年は一転して打率が.249と低迷、2017年は2015年と同様の打撃を見せていたが負傷で離脱。しかしそれでも安定して30HRを期待できる大砲であり、やはり選ばれし者であることは変わらない。
2018年は打率が低迷し、やや低調なシーズンに終わったものの、シーズン終了後には13年3億3000万ドルというとんでもない金額でフィリーズへと移籍した。
近年はたびたび様々な部位を負傷しており、なかなかフルシーズン数字を発揮できていない。2021年には手首、2022年は靱帯損傷、この件もあって指名打者に専念することとなった。それでもやはり残した成績は圧巻で、怪我しながらでも一流の数字を残した。だが今度はデッドボールで骨折、わずか99試合の出場に終わった。
2022年成績 .286 18HR 65打点 11盗塁
査定について
怪我しながらでもこの成績を残せるハーパーはやっぱり凄い。さすがすぎますね。
率の低いシーズンもありますが、基本的にはハイアベレージと長打力を両立できるタイプの選手。まずまずの脚力に強肩、とにかく身体能力の高さは素晴らしい。
対左G
2022年は左投手相手にあまり結果が出なかったシーズンで、打率.256にOPS.775と厳しい数字が並んでいます。
盗塁B
99試合で11盗塁は結構頑張って走ってる方ですし、盗塁死も4と成功率もいい。ようやっとる。
チャンスB、決勝打、満塁男
ハーパーがスターと言えるのはまさにこれ。2022年はポストシーズンで八面六臂の大活躍を見せ、勝負所で本当に打ってくれました。
広角打法、ラインドライブ
広角に長打を打てるタイプのバッターであることもさることながら、スラッガーでありながらもラインドライブ性の打球が多くフライの割合はそこまで高くない。
ひとこと
特能モリモリで基礎能力も高いので凄いことになってますが、まあ球界のスターやし盛り気味ぐらいがええんです。2023年も相変わらずの活躍なのでやっぱりバケモンですわ。