ジョアン・デュラン(2023年 ミネソタ・ツインズ)【パワプロ2024 パワナンバー】
ジョアン・マニュエル・デュラン
Jhoan Manuel Durán
球速の暴力
最速169km/hの爆裂な速球と鋭いカーブ、そしてスプリッターとシンカーを混ぜた球種「スプリンカー」を武器に三振を奪いまくる難攻不落のクローザー。
ダイヤモンドバックスに入団後、マイナーリーグで100マイルの速球を武器に三振を奪いまくり、2018年にトレードでミネソタ・ツインズへと移籍した。だが先発投手としては大成できず、その出力を生かしてリリーフに転向。
2022年に開幕ロースター入りを果たすと、球速の暴力と言わんばかりの投球で打者を封じ込め、57試合67.2イニングで89奪三振、防御率1.89と暴れまわる。
2023年にはツインズの守護神に昇格し、59試合に登板。球速は相変わらず169km/hとバケモノ級で62.1回で84奪三振と奪三振能力もトップクラス。防御率2.45と前年よりわずかに数字は悪化したが、それでもクローザーとしての役割をきっちり果たし、27セーブを挙げた。
2024年も球速は相変わらずすさまじく、三振奪いまくりのピッチングは変わらないが、自慢のストレートが打たれ出していることや不運も相まって防御率4点台と苦戦している。それでも投球の質は優秀なので来年以降の復活に期待したい。
2023年成績 59試 3勝6敗1H27S 防御率2.45
査定について
与四球が多かったシーズンながら本質的にコマンド能力が低いというわけではなく、破綻しない程度の制球力は持ち合わせる。パワーカーブに至っては平均球速が140km/h近いというそこら辺の投手のストレートみたいな球速で曲がってくる。
スプリンカーについては熟考の末、Hシンカーの球速を上げたもので再現。このスプリンカーはシンカーとしての要素が強い球種で、空振りを奪うというよりはゴロを打たせる球種なので変化量は控えめ。これシンカーなのでは?
ドクターK
K/9が12.13、K%は32.9%と奪三振のバケモノ。
ゴロP
三振も奪えてゴロで打たせることも出来るというピッチャー。
ノビA
速球のスピン量だけで見ると平均以下で厳密なノビという点で見るとむしろ平均以下。ただ空振りを奪えるストレートということを考えるとここはノビAでいいでしょうという結論に。
ひとこと
スピン量の少ないストレートということもありますし、球持ちが良いわけでもないので純粋な球速で勝負しているストレートという感じも。結果的に2024年は打たれてしまっているわけですが、ここから投球スタイルを変えていくのかどうかは気になるところ。スプリンカーの質は高いのでスプリンカーとカーブの2ピッチ構成に切り替えるのも面白いかもしれない。