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クリスチャン・イェリッチ(2023年 ミルウォーキー・ブルワーズ)【パワプロ2024 パワナンバー】

クリスチャン・スティーブン・イェリッチ
Christian Stephen Yelich

MIA(2013 - 2017)
MIL(2018 - )

復活の天才打者

 日系三世として生まれ、MLBドラフト1巡目でマーリンズに入団すると、2014年からレフトのレギュラーとして定着。コンタクト能力の高さが光るバッティングはまさに天才的で、俊足を兼ね備えたシュアなバッティングでマーリンズを牽引。2016年には21本塁打を放ち、長打力が覚醒した。
 2018年、元巨人のルイス・ブリンソンらとのトレードでブルワーズへと移籍した。ブルワーズ移籍後はその打撃が覚醒、打率.326で首位打者を獲得すると、36本塁打を放ちキャリアハイを更新。1シーズンに2回ものサイクルヒットを記録したほか、22盗塁とスピード面も相変わらずだった。
 2019年からは打撃改造に着手し、それまでのゴロの多い打撃スタイルからフライを増やすことに成功。シュアなバッティングはそのままに長打力が爆発し、2年連続の首位打者となる打率.329、44本塁打でOPSは1.100リーグ最高の数字を記録。さらに30盗塁でいわゆるトリプルスリーも達成した。
 シーズンオフにはブルワーズへの残留を決め、ブルワーズで優勝したいと語ったが、その後は苦悩のシーズンが続いた。コロナ感染を皮切りに、腰の状態不良により打撃成績が低迷。特に打球の角度が再びつかなくなり、ゴロの多い打撃へと戻ってしまった。
 しかし徐々に回復傾向にあることは伺え、2023年には144試合に出場して打率.278 19本塁打で4年ぶりにOPS.800を超え、ブルワーズを地区優勝に導いた。2024年の今年はさらに凄みを見せ、3割を大きく超える打率を残して首位打者も見えている中で離脱。徐々に復活の兆しが見えていただけに痛い離脱となってしまった。

2023年成績 .278 19HR 76打点 28盗塁

パワナンバー : 12400 60110 19048
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査定について

 思い切っての弾道2です。キャリア通算でゴロフライ比率が2を超えている、特に2023年は2.50とゴロの多いシーズンだったのでこれは仕方ないかなというところ。その分パワーは盛っておきました。
 優れた打撃に俊足を持ち合わせますが守備面には不安。マーリンズ時代にはセンターを守っていた時期もありましたが守備指標はかなりアレな感じではありました。レフトとしてはまずまず。

チャンスB

 得点圏OPS.925と無双状態なので。

対左G

 対左OPS.633、これはさすがにいかんでしょというところ。

広角打法、流し打ち

 ゴロヒッターということもあってホームランの半分以上を逆方向へと叩き込む変態バッティングを見せています。逆方向へのバッティングは非常に巧み、打率自体も最も優れているコースなので流し打ちも妥当。

盗塁A

 牽制のルール変更があったとはいえ28盗塁で3盗塁死と成功率は非常に高い。もともと盗塁の技術が非常に高いタイプなので。

走塁A

 走塁で生み出した得点が+4、キャリアを通じて走塁技術には自信ニキ。

ハイボールヒッター

 インコースヒッターにするか、ハイボールヒッターにするか。それが問題だ。しかしキャリアを通じて比較した場合安定して数字が良いのは高め、ということでハイボールヒッターとしました。

送球E

 armが-3.9、statcastでも送球でマイナスを叩き出しており、ランナーの進塁を抑止することができておりません故。

ひとこと

 思い切っての弾道2、しかもラインドライブをオミットするという結論に至りましたが、いろいろ悩みました。弾道3にしてミート多用にすることで意図的に打球の角度を下げるというような考えもあったりしましたが、結局一番素直な形でいいのではないかと思ったのです。でもこれが正しかったのかはわからない。でも最終的にはなんか満足してます。あと侍ジャパンにイェリッチを何とかして呼びたい。日本国政府は早急にイェリッチにパスポートを発行しろ。

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