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【パワプロ2022】ジャンカルロ・スタントン(2022年・ニューヨーク・ヤンキース)【パワナンバー】

ジャンカルロ・クルーズ=マイケル・スタントン
Giancarlo Cruz-Michael Stanton

MIA(2010 - 2017) - NYY(2018 - )

ガラスの大砲

 ジャンカルロとイタリア系の名前をつけられているが実はイタリア系ではまったくない。両親がジャンカルロという名前が好きだったらしい。かつてはこの名前にコンプレックスがありマイク・スタントンとしていたが、ヨーロッパ旅行を経てジャンカルロという名前が好きになり登録名を変更したという経緯を持つ。
 マーリンズ時代の活躍については誰もが知ってるだろう大活躍だろう。まあ、本当に言うことないでしょう。殺人級の打球速度を誇り、捉えた打球は気づけばスタンドインしている。
 2014年には37本塁打を記録し、本塁打王を獲得。なんと長打率は.555ととんでもない数字だった。さらに翌年はたった74試合の出場ながら27本塁打を記録、とんでもない数字を作るのではと思われていたところでまさかの骨折。しかも三振した際に骨折ということで、スタントンがいかにすさまじいスイングスピードかということがお分かりいただけるだろう。
 さらに2017年にはWBCアメリカ代表として出場、準々決勝でホームランを放つなど活躍し、アメリカ代表悲願の世界一達成に貢献した。さらに迎えたシーズンでは前半戦だけで27本塁打を放ち、怪我さえなければリーグ最高のホームランバッターであることを証明して見せた。後半戦はさらに好調でシーズン40HRのキャリアハイを更新すると、そのままの勢いで50本塁打も達成。8月には18本塁打を放つ大活躍で結局シーズン通して59本塁打というとんでもない数字を叩き出した。キャリア初めてのOPS1超えを達成するなどその数字は圧倒的で、2位と20本の大差をつけて本塁打王を獲得。まさに最高のシーズンを過ごしたと言える。
 しかしマーリンズのオーナーが交代し、前オーナーが多額の債務を残したこともあり、マーリンズの主力外野手が全員放出されるという前代未聞のファイヤーセールが行われることになった。このあおりを受けスタントンも当然放出されることとなり、ピンストライプに袖を通すこととなった。

 マーリンズでは最高のバッターであったが、怪我で離脱しがちだったり調子の波が大きかったり、何よりダメなときは大型扇風機になってしまうという問題点があったりとヤンキースファンとしてはこの補強は不安視されていた。
 しかし2018年の開幕戦でいきなりマルチ本塁打を放ち不安を払拭、ヤンキースファンに万全をアピールした。さらに8月にはStatcast史上最速の121.7mph(196km/h)という殺人本塁打を記録するなど、その打撃は大爆発。158試合で.266 38HR 100打点とヤンキースファンの不安を一掃するかに思われた。
 翌2019年は開幕早々に負傷、その後も定期的に負傷を重ねたことでたった18試合の出場にとどまった。さらに2020年はコロナウイルスの蔓延もあり短縮シーズンとなった1年だったが、再び負傷により23試合の出場で終わってしまう。スタントンはもう終わりかと思われた時、ポストシーズンで満塁本塁打を放つなど5試合連続本塁打を記録し、スタントンはやはり必要だとヤンキースファンに思わせた。
 2021年は再び負傷し離脱しながらも、打率.273 35HR 97打点とその打棒は万全でさえあればリーグ屈指の打力を持っていることを証明した。
 2022年も下半身の故障に悩まされ続けながらも規定打席未到達で31HRを記録した。ジャッジが目立ったけどジャッジの前後にこんなバッター並んでたらそら優勝するよ。
 ちなみに今年も負傷して現在離脱中。もはやスタントン定期。

2022年成績 .211 31HR 78打点 0盗塁

パワナンバー : 10700 01595 33294
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査定について

 スタントンといえばホームランバッターという印象ですが、実はホームランバッターというよりは痛烈なライナーがそのままスタンドインしているという印象です。実際ゴロフライ比率でもゴロが多いバッターでもあります。
 脚力は鈍足ですが守備はそんなに下手ではありません。下手ではありませんが怪我が多すぎて指名打者がメインです。まあ下半身を慢性的に負傷しているのでしょうがない。

ラインドライブ

 ライナー性の打球が増えるという特徴もありますし殺人的な打球速度を再現するにはぴったりなんじゃないでしょうか。スタントンはラインドライブだとずっと僕は主張しています。

広角打法

 スタントンはあんまり広角打法って感じはしないんですが逆方向に15本も叩き込んだらさすがに広角打法。

変化球〇

 ホームランのうち変化球を打ったものが18本。ストレートにも当然強いですが何より変化球をとにかくしばきまわしている。

対左F

 左投手相手になると露骨に打てなくなります。

ひとこと

 ジャンカルロ・スタントンというバッターをかなり良く再現できてる気がします。2022年はまあロマン砲という数字にはなってしまいましたがやっぱり規定未到達でも30本に届くのはさすがスタントンという感じですね。

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