エステウリ・ルイーズ(2023年 オークランド・アスレチックス)【パワプロ2022 パワナンバー】
エステウリ・ルイーズ・レイエス
Esteury Ruiz Reyes
スピードは発揮されるも……
とにかく俊足に定評のあるバッターで、プロ入り後はマイナーリーグでとにかく盗塁を稼ぎまくった。2017年にはわずか52試合で26盗塁、2018年は127試合で49盗塁とその脚力は圧倒的。ただ俊足なだけでなく、意外とパワーもありマイナーリーグでは二桁本塁打を記録することも多い。
特に凄かったのは2022年で、マイナーリーグ3チームで114試合に出場すると合計で12本塁打85盗塁と暴れまわり、その才能を開花させた。
2023年から牽制の制限やベース拡大もあって盗塁が容易になると想定され、アスレチックスはブルワーズ、ブレーブスとの三角トレードでルイーズを獲得。この補強はどう転ぶのかと期待されたが、一番センターとしてアスレチックスの機動力担当を務めた。ナ・リーグではアクーニャ Jr,が無双していたが、ア・リーグではルイーズが盗塁王を独走。大谷の試合を見てた皆さんからするとエンゼルス戦で1試合4盗塁してたのが印象的だろうか。
しかし、肝心の打撃面では低打率に加えてパワー不足が目立ち(アスレチックスの本拠地がホームラン出にくすぎるというのもある)、守備面ではエラーの多さなどから守備指標は壊滅的。打撃か守備のどちらかはどうにかしておきたいところ。
2023年成績 .254 5HR 47打点 67盗塁
査定について
5HRしか打ってないのに弾道3?ええ、弾道3なんです。ルイーズが強みとしているのはパワーではなく打球に角度を付ける技術。パワーはそこまでないですが、しっかりとフライを打てるのでマイナーでも長打をそれなりに打てていました。メジャーでもその打撃をできていたということで、まあまあ実力は発揮できていたのではないでしょうか。
脚力はかなり速い方ですが、まあ個人的に30ft/s超えたらS90行かせたいよねって気持ちなのでギリSではありません。
守備がこれはまあ、うーん。そもそも内野を守っていた選手ではあるので一応二塁の適性は付けておきました。センターとしては守備範囲の狭さが目立ち、この脚力でこの守備範囲は……うーん。でもより大きな課題があって、まず肩の弱さ。次にエラーの多さ。つまり守備面でプラスの要素が何一つないことになります。まあ外野手で8失策もしてたらさすがにちょっといかんですよ。
チャンスA
得点圏打率.365、得点圏OPS.847、とにかくチャンスに強い。
サヨナラ男
サヨナラヒット2本打ってるのすごい。
対左B
対左OPS.734、ようやっとる。
送球F
送球の速度自体はべつに目くじら立てるほど低くもないんですが、Armの指標が低すぎるのでさすがに。
三振
99三振を喫していて、まあこのタイプのバッターにしてはちょっと三振多くない?って感じです。
意外性
パワーCぐらいの評価はできなくもないんですが、なんかこうちょっと悩んでしまい、色々考えた末にとりあえず意外性にしておきました。パワーはそこまででもないけど弾道3ってのがルイーズらしさだと思うので、そういう意味ではこの査定が一番ルイーズだと思います。
ひとこと
あまりにも一芸特化すぎるというか、マイナーでの活躍とか考えるともうちょっと長打があっても良かったかなと思いますけど、まあオークランドコロシアムが全部悪い。ただそれ以上に三塁打とか二塁打も少ないんですよね。この脚力と技術があればもうちょっとそっちも増えてほしかったなと思う部分あります。
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