ニック・カステヤノス(2023年 フィラデルフィア・フィリーズ)【パワプロ2024 パワナンバー】
ニコラス・アレクサンダー・カステヤノス
Nicholas Alexander Castellanos
ポストシーズンの鬼
タイガースから1巡目で指名されると、当初は三塁手として期待されていた選手であった。当時のタイガースにはミゲル・カブレラがいたが、カブレラを一塁に回してカステヤノスを三塁として起用するほど期待されている選手であった。しかし三塁手としては守備面にかなり課題があり、失策も多ければ守備指標も悪いとかなり厳しいもので、外野にコンバートされることとなる。外野に回ってからは強打がより生かされるようになり、リーグ屈指のスラッガーへと成長。
2021年にはレッズで138試合に出場し、打率.309 34本塁打100打点とすべての面でキャリアハイの圧倒的な数字を残してフィリーズへと移籍。5年1億ドルという大型契約だったが、フィリーズ移籍1年目となる2022年は打率.263で13本塁打と久々に大不振に陥り、ファンからも厳しい声を掛けられる場面が多かった。
だが2023年、カステヤノスは帰ってきた。7番ライトとして定着すると、フィリーズの強力打線を支える下位打線の核として爆発。キャリアで二番目となる29本塁打の活躍を見せ、見事復活して見せた。さらにポストシーズンではMLBで初めてとなる2試合連続2本塁打と、ポストシーズンでの話題をかっさらった。圧倒優勝したブレーブスを打破した立役者の一人としてカステヤノスの名は刻まれたのである。
2023年成績 .262 5HR 45打点 13盗塁
査定について
強打のスラッガーではありますが、割と走れるというところもあり総合力の高さを感じさせる。一方で守備面には不安があり、守備範囲や肩含め若干怪しめ。
悪球打ち
671打席で36四球とかなりの早打ち打者で、キャリアを通じて選球眼は良くない。
対左A
対左打率.324と左相手にはひたすら無双しています。妥当ですね。
広角打法
広角に打ち分けるバッティングが強みと言えるでしょう。
決勝打
得点圏でめちゃくちゃ強いというわけではないですが、勝敗を左右する場面でOPS.906とひたすらに強い。勝負強いフィリーズという意味でもカステヤノスに決勝打は非常に良いと思います。
マルチ弾
カステヤノスに付けずして誰に付けるのかという話。
ひとこと
カステヤノスの活躍には本当に胸が震えた。子供の前でマルチホームランを打つお父さん、カッコ良すぎだろ。あれは最高のシーンでした。