マックス・シャーザー(2022年 ニューヨーク・メッツ)【パワプロ2022 パワナンバー】
マクスウェル・マーティン・シャーザー
Maxwell Martin Scherzer
メジャーリーグ現役最強右腕
メジャーリーグを知ってる人ならシャーザーを知らない人はいないでしょう。現役右腕で考えれば間違いなく最強投手であると言えるでしょう。通算で2度のノーヒットノーラン、3度のサイヤング賞、クレイトン・カーショウとメジャーリーグの左右の大エースとして君臨している。
サイドスローから放たれる伸びのあるストレートは100マイル近い数字を誇り、空振りを奪いまくる。さらに高速スライダーは伝家の宝刀と言え、球界屈指の切れ味を誇る。近年はカットボールを交えるようになり、これにより投球の幅が広がったことでより円熟味が増してきた。
デトロイト・タイガースで台頭し始めたシャーザーだったが、当初は防御率4点台だったりと苦しいシーズンだった。しかし当時タイガースが強力打線を有していたこともあって、それでも二桁勝利できっちり貯金を積み上げるだけの援護を得た。
覚醒したのは2013年で、214イニングで防御率2.90、21勝3敗の大無双。自分がシャーザーを初めて知ったのはこのシーズン。
2015年からはナショナルズへと移籍することとなり、ナショナルズのエースと言えばシャーザーでしょという一時代を築いた。
2021年のシーズン中にドジャースへとトレードされることとなり、ついにナショナルズから去ることとなった。この時一緒にトレードされたのがトレイ・ターナーだった。通算3000奪三振もクリアして迎えたポストシーズンでは中二日でリリーフ登板する奮闘っぷりを見せたが、そのせいか疲労で先発を回避することになってしまい、シャーザーの起用法は果たしてどうなのかというところで話題になったりした。
2022年からはメッツに移籍することとなったが、投球に対してとにかく真摯で集中力を高める求道者のようなシャーザーは、始球式にやってきた日本総領事相手にマウンドを譲らなかったことが問題となったりした。200勝まであと10勝で迎えたシーズンだったが、9月に200勝を達成。規定投球回には届かなかったが、防御率2.29と圧倒的で、奪三振も173個とやはりすごい。
2023年は粘着物質に関する指摘などを受け、成績が大幅に悪化してしまった。投球に対するプライド、集中力の高さが際立つピッチャーなだけに外野からいろいろ言われたのは厳しかったのかもしれない。結局7月30日にレンジャースへとトレードされることとなった。
クレイトン・カーショウと比較するとジャーニーマンの絶対的エースと言うところで、かなり対比が面白い両エースと言えるかもしれない。そして何よりドジャースで一緒にプレーしていた時期があったというのも面白い。
2022年成績 23試合 防御率2.29 145.1回 11勝5敗
査定について
特にいうことないなって感じなんですけど、まあこんな感じにしてみましたという感じです。
ストレートは球速も早いし空振りもしっかり奪える。この年齢でそれでも空振りを奪えるストレート投げてるってのがやっぱすごい。そしてスライダーも圧倒的。シャーザーのスライダーはまだまださび付く気配がないですね。チェンジアップはそこまででもない感じではありますが、左打者相手には有効な武器で、カットボールも同様。スライダーとカットボールをギュインギュイン曲げていく感じですね。
ノビB
やっぱりストレートのノビですよね。シャーザーのストレートはたまりません。
対ピンチE
得点圏被打率がちょっと高い。BABIPで見るとアレな感じなので、対ピンチCとかでもいい感じではあるんですが、まあそういうことじゃないよなって。
立ち上がり〇
先発は立ち上がりに問題を抱えている場合が多いですがシャーザーに関しては初回から全開ピッチングを見せてくれます。初回立ち上がりに本当に強い。
フライボールピッチャー
被本塁打が多いのが目立つピッチャーですが、2022年はそこまで被本塁打のペースは悪くない。とはいえフライの割合は非常に高いのでしょうがない。
対ランナー×
ランナー背負った瞬間にやっぱり怪しくなっちゃう部分はありますねこれ。まあ数字的にはそんな感じなんですが。
ひとこと
カーブ付けるかどうか見たいなところあると思いますが、オミットしてしまいました。でもカーブあったほうがなんかバランスはよさそうな気はするんだけど、球種多すぎるとバランス壊しちゃうよなあみたいなところも。