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ホセ・シリ(2023年 タンパベイ・レイズ)【パワプロ2024 パワナンバー】

ホセ・アレクサンダー・シリ
José Alexander Siri

HOU(2021 - 2022)
TB(2022 - )

Hey Siri

 名前がアップルのアレすぎてイジられがちな人。一級品の俊足に強肩、果てしないパワーを持つ身体能力モンスターだったものの、壊滅的なアプローチやコンタクトスキルの低さから結果が出ていなかった。5年目の2017年にAで20-40を記録しやっとそのスキルが発揮されたが、いかんせん粗すぎる打撃が問題となってその後は球団を転々とすることに。そもそもパワーや俊足を生かすにはバットに当たらなければ意味がないのである。
 2020年オフにアストロズへと移籍するとAAAで無双したこともありやっとメジャー昇格。当初は代走や守備固めとしての出場がメインだったが、初のスタメンとなった9月13日には5打数4安打2本塁打5打点と暴れまわり、少ないチャンスをモノにした。これらの活躍もあって2021年シーズンはわずか21試合の出場ながら打率.304で4本塁打と爪痕を残す。
 2022年はセンターとして積極的に起用されるようになったが、またも粗すぎる打撃が足を引っ張り打率・出塁率ともに低空飛行を続け、147打席で3本塁打と自慢の長打も鳴りを潜めた。
 だがそんなシリに目を付けたのがタンパベイ・レイズ。予算の少ないレイズだが、年俸の安い選手をうまく運用して勝っているチームで、特に近年は三振が多い上に選球眼も悪いというアプローチ面に課題のあるスラッガーを獲得して運用する方針となっており、ホセ・シリはまさにピッタリの選手であった。
 2022年シーズン中にレイズへとトレードされると全体的に持ち直し、打率.241で4本塁打とまずまずの活躍。ただシリの最大の強みは打撃よりもむしろ守備で、俊足を生かした広大な守備範囲はOAA+13、DRS+6とわずか750イニングで大きなプラスを生み出した。
 2023年はケビン・キアマイアーが抜けた後のセンターに定着し、大型扇風機でタンパベイの気温を下げつつも、さながら交通事故のようにホームランを浴びせた。守備に関してはOAA+10と守備範囲の広さはピカイチで、MLBトップクラスの強肩は進塁を躊躇させる強力な抑止力となった。わずか101試合で25本塁打を放つ規格外のパワーを見せたが、打率.222に出塁率.267と粗さも規格外。これだけの長打を打ったにもかかわらずOPSは.761とある種の異常な成績を残した。すみません、よくわかりません。

2023年成績 .222 25HR 56打点 12盗塁

パワナンバー : 12800 00397 63437
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査定について

 なんだこいつ!?な能力をしていますが、実際こんなもんなのでしょうがない。フル出場していれば40HRを期待できるレベルのパワーを持っており、ロマンだけは感じる。
 また俊足もガチガチのガチで、普通にメジャーでも最速クラス。この足の速さでさらにこんな守備範囲あればまあ多少出塁率低くてもええかという気持ちになるわな。

扇風機

 普通にフル出場してたら200三振するレベル。ただ出塁率が低いだけでなく、コンタクトスキルの致命的な問題があるためシンプルにバットに当たらない。

対左G

 対左打率.198、OPS.647と左が打てなさ過ぎた。

プルヒッター

 ホームランのうち18本が引っ張り方向。

ひとこと

 2024年もセンターのスタメンとして出場していますが、打率1割台で出塁率も2割台中盤ともはや意味不明な数字をしています。とはいえBB%は2023年よりは若干改善している(当社比)し、ホームランも打ってるからまあええか……。あまりにも極端すぎて本当に意味が分からない選手。

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