ヨルダン・アルバレス(2022年・ヒューストン・アストロズ)【パワプロ2022 パワナンバー】
ヨルダン・ルーベン・アルバレス
Yordan Ruben Álvarez
HOU(2019 - )
キューバの怪物
キューバ国内リーグで16歳の時からプレーしていたらしい。17歳のシーズンには125打席に立ってOPS.789とまずまずの数字を残していたが、この頃はまだホームラン1本と決して現在のようなパワーヒッターのイメージからは程遠く、打率.351とコンタクトに優れるアベレージヒッターだった。その後ハイチへ亡命、ドジャースとマイナー契約を結ぶことになる。
その能力はドジャースでは過小評価されていて、打撃こそ評価されていたが守備面の拙さもあり、メジャーで通用するとはみられていなかったようだ。ドジャース入団後すぐにリリーフ投手とトレードされることとなってしまう。
これがアルバレスにとって大きな分岐点となった。渡米後はある程度体が出来上がったこともあってかパワーが開眼、ホームランが増え始めた。
2019年、ついにメジャー契約をつかみ取ると指名打者のポジションに定着。初出場の試合でいきなりホームランを放つ活躍を見せると、結局87試合で打率.313 27HR 78打点、OPS1.067とすさまじい活躍を見せ、アストロズの優勝を支えた。この断トツの成績もあって新人王に選出。
飛躍が期待された2020年はコロナによる短縮シーズン、さらに本人もコロナに感染してしまったり、加えて負傷もあってたった2試合の出場に終わってしまう。
しかし再び帰ってきた2021年は144試合に出場、33本塁打を放って見事復活をアピールした。打率.277でOPS.877と、ルーキーイヤーほどではなかったものの、実力は本物だと証明した。
そして2022年は前年以上の好調を見せた。特に三振を減らした点は非常に大きく、ホームランも37本塁打でアストロズの好調を支えた。アーロン・ジャッジ擁するヤンキースと、アルバレスを擁するアストロズの頂上決戦も制しワールドシリーズも制覇。アストロズを支えたのは間違いなくヨルダン・アルバレスだった。アーロン・ジャッジや大谷の存在のせいでかすんでしまったが、アルバレスの2022年OPSが1.019だったことを考えてもその活躍は決して勝るとも劣らない、すさまじいものだったと言えよう。
2022年成績 .306 37HR 97打点 1盗塁
査定について
アルバレスは弾道3なのか4なのか、諸説ありますが弾道4にしてしまいました。まあこういうアルバレスがいてもいいじゃないかと。
37本塁打とやっぱりジャッジと比べるとアレですが、ジャッジが凄すぎるから仕方ないね。アルバレスは135試合の出場だからそこも考えて。
実はそこそこ走れます。三塁打も2本打ってるし、こういうところの抜け目なさはアストロズですね。
守備面の評価が当初低かったアルバレスですし、2022年も守ってるイニング数が467イニングなので少ないです。さらにエラーを2個もしていて、まあ決してうまいわけではないのですが守備範囲はそんなに悪いというわけでもない。加えて肩の強さがえげつなく、肩力で守備のプラスを生み出しています。
広角打法
もちろんホームランは引っ張りが多い。引っ張りが多いのはそれはそうなんですが、意外と逆方向に叩き込みます。パワーが凄いというのもありますが、そういった部分も含めて。あまり外国人選手に広角打法をつけたくないんですが、アルバレスのレフトへのホームランは逆方向に引っ張るようなイメージの打撃で広角打法が似合う気がします。左手で押し込んでるようなイメージが強い。
マルチ弾、固め打ち
とにかく固め打ち。1試合3本塁打が1回に1試合2本塁打が4回、おかしなことをやってます。
5月から6月にかけての固め打ちも異常で、とにかくヒットを重ねまくった。
対エース〇
実際めちゃくちゃ打つバッターなんですが、打点数97とちょっと見栄えが悪い。でもあのアルバレスの凄みを再現するにはどうしようと考えた末に、やっぱりレベルの高い投手からでも結果を残したというのがアルバレスの凄みだったなと。対戦チームに立ちはだかる難関というイメージで。
サヨナラ男
本当に大事な場面で打っているイメージしかない。
リベンジ
試合序盤はあまり打てていないのですが、打席を重ねるにつれて数字が良くなります。
三振
三振は減らしたんですがそれでも106三振はしてしまっているので仕方ない。
ひとこと
ジャッジも確かに凄いんですけど、アルバレスの凄さっていうね。本来ならMVP取って然るべき選手だなという感じがしたんですが、まあライバルがアレだからしょうがない。
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