マイク・トラウト(2022年 ロサンゼルス・エンゼルス)【パワプロ2022 パワナンバー】
マイケル・ネルソン・トラウト
Michael Nelson Trout
LAA(2011 - )
キャプテン・アメリカ
誰もが知るメジャーリーグのスーパースター。高校時代は投手兼ショートとして活躍し、ノーヒットノーランを達成したこともあるが、3年生から外野に転向。
2009年にエンゼルスからドラフト1巡目、全体25位で入団を果たすと、早くも2011年にはプロスペクトランキングで全体1位という高評価を得た。さらに同年に19歳という若さでメジャーリーグデビュー。
2012年に本格的にメジャーリーグに定着すると、1年目からトリプルスリーを達成したというのは有名な話。この年ミゲル・カブレラが三冠王を獲得したこともあり、MVP投票ではカブレラを推すかトラウトを推すかで論争を生んだ。MVPではカブレラに負けたものの、WARではカブレラを上回っており、多くの論争を招くこととなった。しかしチーム自体がプレーオフ進出できなかったことなどもあり、MVPはカブレラで妥当だったように思う。
翌年にはサイクルヒットを達成、さらに2014年には打率.287 36HRでMVPを獲得。2015年には.299 41HRで自身初の40HRを記録。史上最年少での100本塁打100盗塁も達成するなど、すさまじい活躍を見せた。なおエ……。
2017年にはWBC出場を辞退したが、アメリカ代表の優勝を見たトラウトはこのことを非常に後悔し、後に2023年のWBCへとつながることとなる。2019年には開幕前に12年総額4億2650万ドルという信じられない数字で残留を決めた。実質的な生涯エンゼルス宣言であった。
2019年は打率.291 45HR 104打点 11盗塁と、キャリアハイの本塁打を記録するなど圧倒的な無双を見せた一方で、シーズン終盤にはモートン病を発症したこともあり途中で離脱することとなってしまった。
2020年からは通算300本塁打を記録し、エンゼルスの球団記録を塗り替えた。しかし2021年には腓腹筋を痛め故障者リスト入りしてシーズンを終了。
2022年もオールスターに選ばれたものの負傷で辞退と、近年負傷離脱が目立っている。特に2022年は背中を痛めたが、今後も再発する可能性が指摘されており、将来については不透明な状態となっている。しかしそんな状況でもトラウトの成績は圧倒的で、わずか119試合の出場で40本塁打を達成。規定打席未到達で40本を打ってのけるのはさすがとしか言いようがない。さらに打率も.283とハイレベルで、9度目のシルバースラッガー賞受賞など復活を見せるシーズンとなった。
2023年はWBCにアメリカ代表として出場、さらにキャプテンとして他のメンバー選定の際に自分から連絡を取るほどWBCに対して熱意を見せ、本戦でもアメリカ代表を牽引する大活躍。ついたあだ名は「キャプテンアメリカ」。WBCについてはまあ、もう言うまでもないでしょう。あの最終打席にすべてが詰まっていたとまで言える。
さらにシーズンでも好調を維持し、オールスターには11度目の選出とまさにレジェンド。しかし7月4日、スイングの際に左手首を痛め途中交代すると、後に左手有鉤骨が折れていたことが発覚。「なにもなければいいが、感じはよくない。ただの捻挫であることを祈るだけ。いままで感じたことのない痛みだ」と涙ながらに語っていたが、エンゼルスにとっては最悪の展開となってしまった。
2022年成績 .283 40HR 80打点 1盗塁
査定について
トラウトってこうでしょう、というかまあちょっとミートが低いような気もしますがまあトラウトとはこうあるべき見たいな形ですね。
足の速さは今でもメジャーリーグ上位で、非常に素晴らしいスピードを誇っていますが盗塁に関してはここ最近あまりしていません。
肩の弱さが弱点と言われていますが、肩自体も去年はメジャーリーグの平均を上回る送球速度を見せていて、別に弱いというわけでもないのですが。ただArmではマイナスを叩き出していて、肩が強くても送球でプラスを生み出すことはできていません。
さらに守備範囲に関しても近年は狭まっていて、守備指標も悪化しています。仕方ないね。
広角打法
逆方向には3HRしか打ってないし、広角打法は適切ではないような気もするのですが、引っ張りには14HRしか打ってないのでプルヒッターというわけでもないという。まあ広角打法にしておくかという感じです。
チャンスF
40本打ったのに80打点しかないじゃん、まあそれはそう。得点圏OPSも.934なので仕方ない。
ダメ押し
勝敗に関係ない場面でめっちゃ打ってるのでまあ、うん。
対左C
打率だけで見れば対左B案件ですが、長打は減ってるのでCでとどめておきました。
ローボールヒッター
低め絶対ホームランにするマン。
チャンスメーカー
リードオフ場面でOPS1.137、ようやりすぎとる。
マルチ弾、固め打ち
猛打賞10回、マルチ本塁打4回。少ない出場試合でこの成績残すにはこれぐらいやらないとね。
国際大会〇
2023年のWBCでOPS.962、キャプテンアメリカだしね。
ひとこと
トラウトの負傷離脱は痛すぎる。痛すぎるけど、エンゼルスが今年プレーオフ進出するためにありとあらゆるものを捨ててきたことを考えると、下手なことはできないというか、今年どうにかするしかないんですよね。怪我の内容的にはシーズン終盤には復帰できそうですが、それまでにプレーオフ戦線から離脱してないかどうかが心配ですね。
トラウトは2030年までエンゼルスにいる予定ですが、ここ最近のパフォーマンスを見てるとやっぱり今年どうにかしないとという感は非常に強いです。