ミゲル・カブレラ(2022年 デトロイト・タイガース)【パワプロ2022 パワナンバー】
ホセ・ミゲル・カブレラ・トーレス
José Miguel Cabrera Torres
悩めるレジェンド
もはや説明不要のレジェンド。ベネズエラ史上最強のバッターの一人。MLB45年ぶり、かつ現役選手唯一の三冠王。ベネズエラ出身として最多通算安打記録保持者。ベネズエラ出身初の3000安打達成者。
2011年に初めての首位打者を獲得すると、2012年はさらにその打撃がさえわたった。俊足ではない右打者にもかかわらず200安打を達成すると、ホームランも前年の30本から大幅に増やして44本と無双。139打点も稼ぎ出し、45年ぶりの三冠王達成者となった。この年ルーキーのマイク・トラウトが30-30を達成したこともあり、MVP投票ではトラウトかカブレラかで論争を生むこととなった。しかし、この時期のデトロイト・タイガースと言えばまさに全盛期。ビクター・マルティネスやプリンス・フィルダーと言った強打者揃いのチームに、バーランダーとシャーザーのダブルエースを兼ね備えたチームは最強というにふさわしい。そこに三冠王打者が加わったのだから、そりゃあもう強い。ワールドシリーズ出場まで果たした実績もあってMVPにはカブレラが選ばれたと言える。
その後は細かな負傷を重ねながらも長期離脱は少なく、打撃面での安定感は相変わらず。間違いなく球界最強打者として君臨していた。
しかし、2019年ごろから打撃面での数字の衰えが目立ち始める。この年は136試合で12本塁打と大きく数字を落としてしまい、翌2020年は短縮シーズンで10本塁打を記録しプチ復活を果たしたが、OPSは.746とやはり数字は物足りなかった。
さらに2021年は130試合で15本塁打にとどまり、打率も.256、OPS.701と指名打者としては物足りない数字に終わったが、通算500本塁打を達成。
2022年シーズンはベネズエラ出身として初となる3000本安打を達成すると、通算600二塁打も達成。しかしシーズンを通して打撃の調子は上向かず、112試合で5本塁打はキャリア最低の数字となってしまった。
2023年シーズン限りでの引退を発表した今年、最終年を飾れるか。
2022年成績 .254 5HR 43打点 1盗塁
査定について
ついに2022年からは打球が全く上がらなくなってしまいました。まったくミゲレラ要素が感じられない能力になってしまいましたが、まあこういう成績なのでしょうがない。
走塁面がアレなのはまあ仕方ないとして、守備面も最近はDH専になってるので限界まで下げておきました。
ラインドライブ
パワーヒッターというよりはラインドライブヒッターというのがミゲレラの特徴でもあります。全盛期でもラインドライブつける案件です。
対左A
対右OPS.599とまあアレなんですが、対左OPSは.690とまあそれなりではあります。それなりでは。
チャンスB
得点圏OPS.729、チャンスではようやっとる。
流し打ち
巧みなバッティングは未だ健在。ミゲレラといえばホームランもすごいですが、打率を記録するだけの技術があります。逆方向にヒットを打つ技術は素晴らしいし、打率も高いのでようやっとる。
固め打ち
アへ単という感じではあるんですが、打つときは結構固め打ちしてくれます。
悪球打ち
天才すぎてボール球すら打ててしまう。でもベテランになってきてその弊害の部分が目立つようになってきてしまった感。
調子極端
成績のムラがすごい。
国際大会×
WBC2023にもベネズエラ代表として出場しましたが、単打1本のみと結果は出ませんでした。それ以外のWBCでは無双してたので非常に悩みましたが一応。
ひとこと
これだけ見るとまあ使い勝手は非常に悪い選手にはなってしまったのでどこに需要があるのかわかりませんがとりあえず作ってみました。まあプホルス作ったしね。
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