ラモン・ウリアス(2022年 ボルチモア・オリオールズ)【パワプロ2022 パワナンバー】
ラモン・フランシスコ・ウリアス
Ramón Francisco Urías
遅咲きの兄貴
弟はあのルイス・ウリアス。兄弟そろって右打の堅守の内野手だが、実は結構プレースタイルは違ったりする。
2010年にテキサス・レンジャーズと契約したが、それ以後はメキシカンリーグにレンタル移籍していたりと長らく下積みを重ねた。しかしその下積み期間の甲斐あってか、2018年にカージナルスと契約するとマイナーリーグで高い打撃成績を記録。40人枠入りも果たした。しかし、2019年は振るわな肩シーズンで、DFAとなってしまう。
2020年、ウェーバー公示でオリオールズへと移籍することとなったが、2020年に初めてメジャー昇格。10試合で打率.360を記録するなど、存在感を見せた。
2021年は85試合に出場、平均以上の打撃成績を記録。さらに三塁手としての守備力も平均以上で、着実にキャリアを重ねた。
そして2022年、三塁のスタメンとして積極的に起用されると、118試合で16本塁打を放って見せた。加えて驚異的だったのは守備面。サードを守ってUZR11.3、DRS14と圧倒的なプラスを生み出した。
選球眼に優れ、堅実な守備を見せる弟のルイスに対し、積極的な打撃とアスレチックな守備を見せるのが兄のラモンと言えるだろう。似ているようで結構違う兄弟なのが面白い。
2022年成績 .248 16HR 51打点 1盗塁
査定について
ルイス・ウリアスと比較するとかなり面白いと思いますね。結構違いがあるのがよくわかると思います。
守備力は非常に高いのですが、実は肩力自体はそこまででもないというところですね。肩の強さではなく、単純な守備技術の高さを感じさせます。
チャンスG
得点圏OPS.550はちょっとさすがに……。
対左F
対左OPS.666、うーんこの。
広角打法
弟と違って広角に打ち分けるタイプで、逆方向へのホームランも印象的です。
守備職人
ゴールドグラブ賞取ったしね、そらそうよという感じです。
バント〇
現代のメジャーリーグで犠打3個はバント〇案件ですね。
ひとこと
メキシコ代表にラモン・ウリアスいたら面白かったなあと思うんですが……今後参加する予定はあるんですかね。オランダ代表なんかは兄弟で代表入りが多いので、ラモン・ウリアスにも期待したいところです。