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フアン・ソト(2022年 サンディエゴ・パドレス)【パワプロ2022 パワナンバー】
フアン・ホセ・ソト・パチェコ
Juan José Soto Pacheco
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SD(2022 - )
若くして覚醒した天才打者
2015年にナショナルズと契約すると、早くも2018年にはプロスペクトランキングでナショナルズ傘下で2位、全体でも29位と高い評価を得ていた。何より彼の強みは打率の高さに加え選球眼の良さ。それにパワーを兼ね備えており、彼の打力は屈指のものがあった。
そして2018年のナショナルズは相次ぐ戦力の離脱もあって5月には早くも19歳のソトにメジャーデビューのチャンスが回ってきた。初スタメンとなった5月21日の試合では初打席で初安打となる初本塁打と華々しいメジャーデビュー。史上5番目の若さでマルチ本塁打を記録したりと、その活躍は圧倒的。ブライス・ハーパーとともに攻撃的な外野陣を形成し、22本塁打を記録。79四球を選び取る選球眼も圧倒的で、出塁率は驚異の.406。「新人としては」と言ったような枕詞を不要とするレベルの最強打者で、当然のように新人王を獲得。
2019年はさらに凄みを増したシーズンで、150試合に出場して規定打席に到達。ホームランも34本を放ち、ブライス・ハーパーが流出した後の穴を埋め、ワールドシリーズ制覇にも大貢献。
2020年は短縮シーズンとなったが、キャリア最高のシーズンであったと言える。打率は.351で首位打者を獲得したうえ、47試合で13本塁打もこれまでのキャリアの中では最高のペース。OPSは1.185で、新時代の三冠王とも言われる打率/出塁率/長打率すべてでトップとなった。
2021年は前半戦がソトにしては低調な数字で、オールスターでも控えとなってしまった。しかし後半戦からは覚醒、2020年並みのハイアベレージでひたすら打ちまくり、シーズンが終わってみれば打率.313でリーグ2位。29本塁打、95打点、OPS.999と全体的にものすごく惜しい成績を残したシーズンだったが、145四球と異常なフォアボールをもぎ取り、出塁率は.465。なんだこいつ。ナショナルズからは13年契約というとてつもない契約を提示されたものの、これを拒否。
2022年には通算100本塁打を達成。23歳で100本塁打、異常だよ本当に。さらにオールスターホームランダービーでも優勝、23歳にしてホームランダービー優勝である。ナショナルズは今度15年契約というとんでもない契約延長オファーが来たが、これもまとまらず。
結局8月にパドレスへとトレードされることとなったが、パドレスでは打撃が不調で、特にホームランのペースが大幅に低下してしまった。2022年シーズンは152試合に出場したが、打率.244 27HR 62打点とキャリアの中ではかなり不調のシーズンとなってしまった。OPS.853でキャリア最低と言われてしまうのも凄すぎる。
2023年はWBCドミニカ代表に選出され、打率4割も記録する大活躍。さらにレギュラーシーズンでも打撃成績が復調し、オールスターにも選出。復活を果たした。
2022年成績 .242 27HR 62打点 6盗塁
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査定について
キャリア最低の数字となってしまったシーズンなので成績が微妙な感じになってしまって、あんまりソトらしくない感じなんですけども。
ライトとして考えると守備面が微妙なんですが、レフトとしてはむしろ優秀でゴールドグラブ賞候補に選ばれたこともあるという絶妙な守備。結構いい感じの査定だと思います。
広角打法
広角に打ち分ける打撃センスは随一のものがあり、逆方向にもまずまず叩き込んでいます。天才ですね。
チャンスF
得点圏OPS.723、これはさすがにいかんですよ。
対左G
対左OPS.701、いやーこれは厳しい。打率.210しか残ってないし、ホームランも7本だけ。
盗塁B
俊足ではないですが、通算38盗塁に14盗塁死と盗塁成功率は高い。
対ストレート〇
変化球打ちもうまいんですがなんといってもストレートをしばきまわす。2022年は変化球に対するwOBAが悪いのですが、打球の質を加味したxwOBAではかなりいい数字だったので、運のなさが大きかったと思います。
三振
三振付けなくてよかった気がする今思えば。まあええか。
国際大会〇
完全に付け忘れました。すいません。
ひとこと
2022年シーズンのソトとかいう微妙なシーズンを再現すなという感じですが、まあこういうソトもいいじゃないですか。2023年シーズン版もいずれ作りたいですね。
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