ハビアー・バエズ(2022年 デトロイト・タイガース)【パワプロ2022 パワナンバー】
エドネル・ハビアー・バエズ
Ednel Javier Báez
守備の魔術師
バエズとして有名なのはやはり両利きというところだろう。普段は利き手が左手であり、それを生かして左打席に入ることがたまにあるほど。利き手が左だからこそタッチ技術に定評があり、巧みな守備を見せる。
MLBドラフト1巡目(全体9位)でカブスに入団、着実にキャリアを重ね2014年に初出場をつかみ取る。2016年には142試合で14本塁打を放ち、打撃面で活躍。二遊間の守備両面でプラスを生み出すなど、プロスペクトとしての実力を見せつける。
圧巻だったのは2018年で、セカンドで104試合、サードとして22試合、ショートとして65試合に出場したうえでバッティングでも無双。打率.290 34HR 111打点はまさに怪物。もちろん守備でプラスを生み出すことも忘れない。
2019年も29本塁打と好調は相変わらずだったが、コロナによる短縮シーズンとなった2020年はスランプに陥ってしまう。それを引きずったのか2021年も打率が低迷。サイン盗み問題に関連して試合中に映像を見れなくなってしまったことが問題だったと本人は語る。
結局シーズン途中にニューヨーク・メッツへとトレードされたが、こちらでも大不振に苦しんでいた。この低迷っぷりでファンからブーイングを受けていたことに抗議するため、バエズはファンに向けてブーイングを実施。
ともに二遊間を組んでいた、同じプエルトリコ出身で親友のリンドーアもこのブーイングに同調したことでチーム内にも広まった。のちに謝罪したが、ファンの在り方に一石を投じる事件でもあった。2021年は低打率に苦しんでいたものの、31本塁打を放ったことでプチ復活。ただリーグ最多となる184三振を喫した。
オフにFAとなりデトロイト・タイガースへと移籍。タイガースではショートのスタメンとして起用されることとなったが、やはり低打率に苦しんだ。パワー面でも厳しい数字となり、加えてショートの守備指標も大幅に悪化。特に送球エラーが目立つようになってしまった。
特に選球眼の悪さが課題となっており、一時期のオリックス・若月みたいなノリでネタにされている。三振が多いのもこれが問題だろう。
2022年成績 .238 17HR 67打点 9盗塁
査定について
ものすごくいいステータスをしてるとは思うんですよね。でも全盛期のバエズを知ってるからこう、ちょっと物足りないよなってなっちゃうっていう。
パワーも当然ですが俊足、そして肩の強さが光る。身体能力という点ではいまだ衰えていませんが、ショートとして考えると守備が怪しい。やっぱりバエズはセカンドを守るべきなのかもしれない。
チャンスB
得点圏OPS.832、チャンスでの強さはさすがです。
逆境
勝敗を左右する場面でOPS.892、本当の意味で勝負強い。
対左B
対左OPS.834、対左Bですね。
送球F
ショートで26失策、送球エラーが17個はさすがにヤバすぎる。ここ最近はずっと送球エラーが多いです。
プルヒッター
かつては広角打法というかんじもありましたが、2022年はプルヒッターですね。
ローボールヒッター
低めには強いんですが、クソボールにも手を出してしまうという。
対ストレート〇
変化球が打てなくなってしまったのが大きすぎる。
ひとこと
いいですね、かなり納得と言うか、個人的には気に入っている査定です。全盛期バエズがあり、そしてそのバエズが変化していってこうなったという感じがエモさあるなという。
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