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ヘクター・ネリス(2023年 ヒューストン・アストロズ)【パワプロ2024 パワナンバー】

ヘクター・ネリス
Héctor Neris

PHI(2014 - 2021)
HOU(2022 - 2023)
CHC(2024)
HOU(2024 - )

鉄腕

 メジャーデビューからリリーフ一筋11年、通算登板数は600試合オーバーというとにかく頑丈なリリーバー。デビュー当初のMLBでは珍しいスプリッターの使い手として台頭し、アヘアへスプリッター投げおじさんとして活躍。
 キャリアの序盤はフィリーズで、クローザーとして毎年のように70試合近く投げていた。速球とスプリッターを武器に三振を大量に奪う力投型であったが、与四球と被本塁打が多いタイプだったことから劇場型という要素も強く、安定感は今一つといった印象のピッチャーだった。
 2022年からはアストロズへと移籍したが、被本塁打を減らしたことで投球内容が安定。防御率こそ3.72と高めの数字ではあったが、25ホールドとセットアッパーとしての役目は十分に果たした。
 アストロズとの契約最終年となる2023年はさらにそのピッチングに磨きがかかり、球速こそ平均以下ながらノビのあるストレートと自慢のスプリッターで空振りを奪いまくった。31ホールドはリーグトップの数字で、防御率も1.71と劇的に良くなり、キャリアハイを記録。
 2024年からはカブスへと移籍したが与四球が増えたこともあって投球内容が悪化し、防御率4点台と再び劇場型に戻ってしまった。この不振もあってDFAとなり古巣アストロズへと戻ることとなったがアストロズ復帰後は防御率2点台の投球を見せ復調している。

2023年成績 71試 6勝3敗31H2S 防御率1.71

パワナンバー : 12800 40358 24049
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査定について

 ベテランということもあり球速という部分ではあまり速くない。コントロールも決して悪いわけではないものの与四球が多い投手で、やはり劇場型という要素は抜けきらない。

荒れ球、四球

 残念ながら当然。

対ピンチB、打たれ強さA、要所○

 ランナーを出しながらも粘りのピッチングで帰ってくるという安定感。

ノビB

 球速は遅くても空振りを奪えるのはキャリアを通じて高いストレートのスピン量。近年は球速が落ち込んでいるもののそれでもノビのある速球で空振りを奪う。

フライボールピッチャー

 投球スタイルもあってかフライの多い投手で、2023年は被本塁打7と若干被本塁打の多さは気になる。

ひとこと

 2024年は球質こそ悪くないもののさすがに空振りが奪えなくなりつつあり、武器にしていたスプリッターも質が悪化。結果として三振が減っており、シンプルに与四球が多くて三振の奪えない投手という怪しげなリリーフになってしまった。

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