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有銘兼久(2008年・東北楽天ゴールデンイーグルス)【パワプロ2024 パワナンバー】
有銘兼久
ありめ かねひさ
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東北楽天(2005 - 2012)
初期楽天を支えた鉄腕
有銘兼久と言えば鉄腕という印象も多いだろう。社会人の九州三菱自動車を経て近鉄に入団するが、制球難に苦しんだこともあり一軍で結果を残すことは出来なかった。
分配ドラフトで楽天への移籍が決定すると、背番号26を背負って開幕一軍を勝ち取る。しかし伝説の開幕2戦目ロッテ戦での大敗にもかかわってしまうという苦いスタート。当初は中継ぎだったが先発に回って以後は西武戦で完封勝利して楽天球団として初の完封勝利、さらに有銘のプロ初勝利ともなった。3勝10敗と数字だけ見るとかなり厳しい数字だが、125イニングを投げるタフネスさは間違いなくチームを支えていたと言える。
その後も先発と中継ぎをやりながらの活躍が続き、特に延長12回188球を投げ切っての完投という現代では考えられないスタミナを見せつけた。
しかし2008年は開幕一軍を逃すと本格的に中継ぎに転向したシーズンで、左キラーとしての貢献が光った。リーグ最多の66試合登板で防御率2.05とキャリアハイの数字を叩き出し、19ホールドで見事楽天の勝ちパターンの一角に収まったのである。
ただその栄華も短く、2009年は後半戦から大乱調で大幅に数字を落とすと、それ以後は徐々に登板数を減らしていき、2012年にはついに戦力外通告を受けてしまった。翌年楽天が優勝・日本一に輝いたことを思うと、有銘にも優勝を味わってほしかったという気持ちはなくもない。ただ、初期楽天を支えた鉄腕の輝きは今も失われることなく燦然と輝いている。有銘よ永遠なれ。
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査定について
査定に当たり上記のブログを参考にさせていただきました。
有銘のスタミナをどう評価するかという問題がありますが、個人的には有銘はスタミナSであってほしいと思っています。この年はワンポイント起用ということもあり、スタミナはなくてもいいのですが、188球完投という現代プロ野球ではありえないピッチングを再現するためにはやはりスタミナSでしか成し遂げられないと思うのです。
対左A
左打者に対して制圧的なピッチングを見せていて、対左打率.188と安定感は抜群。一方で右打者には被打率.316と打たれ気味。
真っスラ
有銘に真っスラという発想はかなりいいなと思ったので真似させていただきました。
四球
BB/9が3.48となっていて、制球難が根本的に解決したとは言い切れない感も。
回またぎ〇
このシーズンはワンポイント起用の多いシーズンなので、基本的に回はまたいでいません(1試合のみ)。ただこのスタミナ、そしてそれ以外のシーズンで回またぎが多かったことも加味して付けておきました。
ひとこと
有銘兼久が好きでしたね。初期楽天の投手陣は岩隈や田中将大といった選手が注目されがちですが、僕の一番好きな投手が有銘でした。有銘が好きすぎるあまりに査定もアレな感じになってしまってはいますが、しょうがない。
なんとなく初期有銘とリリーフ有銘の合体版という感じの査定にはなってますが、それもまた味ということでここはひとつ。
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