アレクシス・ディアス(2023年 シンシナティ・レッズ)【パワプロ2024 パワナンバー】
アレクシス・オマー・ディアス
Alexis Omar Díaz
荒れ球の弟
兄は現役最強クローザーとしても名高いエドウィン・ディアス。弟のアレクシスも兄に非常によく似た投手で、ピッチングフォームですらも兄にそっくり。球種構成もストレートとスライダーのみと全く同じ。ただ兄と弟で大きく違うのは制球面。破綻しない程度の制球力を持つ兄に対し、かなりの暴れ球を見せるアレクシスは与四球も多く不安定さも感じる。
2022年にメジャーデビューを果たすと59試合に登板し防御率1.84と支配的な投球を見せ、63イニングで83奪三振を記録し無双した。
2023年は兄とともにWBCプエルトリコ代表として出場。兄が負傷離脱したこともあって準々決勝のメキシコ戦では2点リードの7回裏にセットアッパーとして兄の登場曲とともに登板を果たした。だが先頭に二塁打を許すと連続四球で満塁としてしまい、代わって登板したホルヘ・ロペスが打たれたこともあってメキシコが逆転、期待に応えることはできなかった。
レギュラーシーズンではキャリアハイとなる71試合にとうばんしたが、与四球の多さはやはり課題となり37セーブを挙げた一方で防御率3.07と焦げ臭めのピッチング。
2024年もクローザーとして起用されたが、奪三振が大幅に減少してしまったこともあってアウトを取ることに四苦八苦した印象も否めず、防御率3.99と期待を下回る結果に終わってしまった。
2023年成績 71試 9勝6敗2H37S 防御率3.07
査定について
スライダーに関してはエドウィン・ディアスと全く同じにしてます。
コントロール面に関してはかなり怪しい投手。決め球となるスライダーのコマンドは特に課題と言える部分。ストレートに関してはゾーンに投げることはできるもののこちらも細かいコマンドという部分には疑問符が付く。
ストレートの球速自体は158km/hと速いもののメジャーデビュー以降球速が低下していて出力低下はかなり気になるポイント。
ノビA
空振りを奪えるストレートではある。兄と比較すると球速は劣るもののスピン量に優れていて、リリースポイントも低めで球持ちが良く、空振りを奪うための条件をすべて兼ね備えている。
ひとこと
兄弟でめちゃくちゃ似てるなあと思う部分もあるし、似てないなあと思う部分もある。細かい部分を見ていくと結構違いがあって面白い兄弟だと思います。