パウロ・オルランド(2021年 ベラクルス・イーグルス)【パワプロ2022 パワナンバー】
パウロ・ロベルト・オルランド
Paulo Roberto Orlando
ブラジルが産んだ韋駄天
高校時代までは陸上に専念していたこともあり、俊足には定評のある外野手だった。ブラジルでは日系人とともに野球をしていたこともあって日本の影響を受けた選手。
2005年にホワイトソックスと契約すると、2008年にトレードでロイヤルズへと移籍。マイナーリーグではその俊足を生かして盗塁しまくっており、足の速さは圧倒的だった。
2015年にヤン・ゴームズに次いでメジャーデビューを果たすと、プロ初ヒットは三塁打でやはり俊足が光り、その後メジャーで最初の3安打がすべて三塁打と脚力は圧倒的。機動力野球を武器にしていたロイヤルズにおいて、やはり俊足のオルランドはチームを支えた。
2016年からはライトに定着、打率.302とハイアベレージを見せつけた。守備でもプラスを生み出し、ブラジル出身野手として二人目の成功株となれるかと思われた。
だがその後は低打率に苦しんだうえ、選球眼の悪さもあって俊足を生かせず。その後は独立リーグを転々としており、メジャーには復帰できていない。
2021年成績(MEX) .326 6HR 34打点 3盗塁
査定について
メキシカンリーグでは非常に高い打率を記録していますが、まあメキシカンリーグですからね。脚力はかつてはありましたが、もうベテランということもあってさすがに控えめに。
守備に関しても肩の弱さもあり、総合力は高いものの物足りなさもある感じです。
悪球打ち
オルランドがメジャーでなかなか結果を残せなかったのはこれが最大の障壁。どれだけ俊足でも塁に出れなければ意味がないというところで、選球眼の悪さがかなり足を引っ張ってしまいました。
エラー
守備指標は悪くなかったですが、毎年1個はエラーをしているというところもあり、ここは厳しめに。
ひとこと
マジで面白い選手だなと思って応援してたんですが、短命に終わってしまったなという印象です。さすがにもうブラジル代表に選ばれることはないでしょうが、ブラジルの野手では一番好きな選手でした。
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