ラファエル・デバース(2022年 ボストン・レッドソックス)【パワプロ2022 パワナンバー】
ラファエル・デバース・カルカーニョ
Rafael Devers Calcaño
BOS(2017 - )
今進め男ラフィ
2013年レッドソックスに入団すると2017年にはプロスペクトランキング17位でレッドソックスの傘下では2位という高い評価を受けていたスラッガー。
2017年中にメジャーリーグ昇格を果たすと、なんとチャップマンの165km/hの速球をホームランにするなどその打撃はメジャーでも通用。
さらにチャンピオンシップシリーズではレッドソックスで歴代最年少のポストシーズン本塁打を記録。さらに第四戦ではまさかのランニングホームランを記録する大活躍を見せた。
2018年は負傷による離脱などもありながら打撃成績を大幅に伸ばし、21HRを放つと、ポストシーズンでの強さは相変わらず。ワールドシリーズで9回裏にサヨナラタイムリーを放った最年少打者となり、自身初のチャンピオンリングを獲得した。
2019年には打率.311 32HRで最多二塁打となる54二塁打を放った。2020年はコロナによる短縮シーズンで成績を落としてしまったが、2021年は前半戦で22本塁打を放ち自身初のオールスターにも選出。後半戦も好調を維持し、打率.279 38HR 113打点で本塁打のキャリアハイを更新する大活躍だった。
2022年は前半戦が絶好調で、打率.324 22HRを放つ無双っぷり。キャリアハイの更新も期待されていたがなんと7月末に負傷で離脱。さらに後半戦復帰したもののその打棒は鳴りを潜め、後半戦55試合ではわずか5本塁打しか放つことができなかった。
しかしシーズン終盤にかけ調子を取り戻し、2023年も今のところそこそこ打ててはいるので復活してよかった。
そんな打撃面で最強のデバースだが、最大の問題は守備。デビューイヤーの2017年にはたった56試合で14失策を喫し守備率はなんと.906。2018年からは2年連続で20失策で失策王となり、2021年にも22失策で、とにかくエラーが多すぎる。2022年は14失策と減らしたものの失策王になってしまった。
失策が多くても守備指標がいいならともかく、守備指標でも大幅マイナスが多く、今後ファーストにコンバートされるだろうと見られている。
2022年成績 .295 27HR 88打点 3盗塁
査定について
ホームランを結構打ってはいますが、ゴロフライ比率的には弾道3という感じです。まあイメージ通りですね。
守備面に関してはまあまあ守れる感じにはなってますが、まあ指標的に改善した部分もありますからね。
対左G
対右OPS.931に対して対左OPS.739。打率はまあまあ見れますが、フォアボールは選ばないし三振は爆増してるしとにかく左投手が打てないという感じです。とくに左投手から4本塁打しか打ててません。
送球F
送球面の怪しさがなかなか抜けきらない部分が大きいですね。
流し打ち
プルヒッターな印象もありますが、意外と逆方向に打球を飛ばしていますし、5本塁打は逆方向です。しかも左方向への打球は結構な高確率でヒットになっていて(シフトの影響もあるとは思いますが)、あえての流し打ちです。
チャンスE、決勝打
得点圏OPS.879で普通ならチャンスD案件ですが、試合の勝敗を左右する大事な場面ではOPS1.002というすさまじい数字です。決勝打を付けつつチャンスEでバランスを取りました。
カット打ち
ボール球にどんどん手を出しますし粗さもあるような打撃スタイルですが、三振114と多少三振を減らしましたし、ちょっとつけてみました。
国際大会×
2023年のWBCでドミニカ代表に選ばれましたが、大会期間中では打率.125、ヒットはすべて単打と結果は出せませんでした。
ひとこと
かなり極端な査定という感じになったと思うんですが、良い感じだと思います。実際オーペナで回したらたぶん打率.295も出ないとは思いますが、そういう不安定さもまたデバースなんじゃないかと思ったり。