崔志萬/チェ・ジマン(2022年 タンパベイ・レイズ)【パワプロ2022 パワナンバー】
崔 志萬
チェ・ジマン
努力の大砲
アマチュアから直接アメリカへと渡った苦労人。2010年にマリナーズに入団すると順調にキャリアアップし40人枠入りも果たしたが、結局2015年オフにFA。その後はエンゼルスへと移籍し、メジャーデビューも果たすが結果は残せず、FAに。
ヤンキースと契約したがこちらでも長くなく、1年でFA。翌年ブルワーズに移籍すると、OPS.781とまずまずの数字を残した。
トレードでレイズへと移籍すると、ここから着実にキャリアを積み重ねた。レイズに移籍後は49試合で8本塁打を放って一気にパワーが覚醒、シーズン通算でも初めての二桁本塁打を記録。
2019年には127試合に出場して19本塁打を放ち、夢へと近づいた。さらに2020年は苦手の左投手対策としてなんとスイッチヒッターに挑戦すると発表。メジャーリーグで右打席でホームランを放った。
意外と右打席でも違和感なく打ててるのが本当に凄い。とはいえスイッチヒッターに挑戦したのはこの1年のみ。ついでに筒香とチームメイトになったことでチェ・ジマンが筒香と似ているというのが結構話題になった。
2021年は少ない出場機会ながら11本塁打を放ち、やはりパワーにはさすがのものがあった。2022年は113試合に出場、覚醒が期待されたが、前年と同様の11本塁打に終わってしまった。さらに肘を負傷し手術した影響でWBCに出場できず、悔しい結果に。
2023年は今度はアキレス腱を負傷してしまい離脱。7月に復帰するとパドレスへのトレードが発表されたが、移籍後ヒットを打つことはできておらず、苦しいシーズンが続いている。
2022年成績 .264 16HR 78打点 4盗塁
査定について
まあ、誰が査定してもこんな感じなんじゃないという感じはあるというか、チェ・ジマンらしい感じってこうなんじゃないでしょうか。
アキレス腱負傷の影響でどこまでプレーに影響が出るかわかりませんが、もしかしたら今後脚力が悪化する可能性もあるかもしれませんね。
チャンスA
得点圏OPSがなんと.937、チャンスではめっちゃ打つ。
流し打ち、対左D
左投手相手には.294とかなりのハイアベレージを残していて、左投手を克服したかに思えますが実はOPSで見ると対右.730、対左.723とほぼ変化なし。左相手には長打が出ていないというところですね。
そして左相手には引っ張らずにセンター方向を中心にシュアなバッティングをしていて、逆方向への打球が多いというわけじゃないんですがあえての流し打ち。まあシフトを突いた打撃も目立ちましたし。
ラインドライブ
本質的にはラインドライブヒッターで、まずまずのパワーを持っていますがどちらかと言えばギャップヒットを狙うようなタイプ。
選球眼
やっぱりチェ・ジマンがいいのは選球眼がめっちゃいいというところじゃないでしょうか。打率は2割台前半でも出塁率が3割中盤と言うことは結構目立っていて、こういうところが期待されるところだと思います。
ひとこと
韓国の筒香みたいな感じもありましたが、やっぱり選球眼の強みがデカすぎる。ただちょっと負傷の多さが目立っていて、万全にシーズンを終える時が来てほしいと切実に思います。