セス・ブラウン(2022年 オークランド・アスレチックス)【パワプロ2022 パワナンバー】
セス・ウィリアム・ブラウン
Seth William Brown
アスレチックスの救世主
ドラフト19巡目でアスレチックスに入団したセス・ブラウン。しかしそのキャリアは長い下積み期間が続いた。2019年にAAAで37HRを記録し無双したことでメジャーリーグに昇格したが、26試合に出場しただけでホームランは1本も打てずに終わってしまう。
さらに2020年はコロナでマイナーリーグが開催されず、メジャーでも5打席に立っただけだった。
2021年、プラトーン要員として起用されるようになり、右投手相手に出場を重ねたが、ここでついに覚醒。111試合に出場し、307打席で20HRを放った。ホームランが出にくいアスレチックスの本拠地を考えればその実力は他球団の中軸に引けを取らない。
2022年からは左投手であろうとかまわず起用されるようになったが、極端なプルヒッティングの打撃スタイルからなかなか数字は上がってこなかった。特に7月は打率が1割台と低迷したが、8月に突如として覚醒。月間8HRでOPS.946と一気に数字を伸ばし、2年連続の20HRとなる25HRでシーズンを終えた。
2023年からはシフトの禁止などもあり打撃成績が向上すると見られていたが、今のところ低迷している。それでもホームランのペースは例年通りで、30歳にしてメジャーリーグに定着した中堅がアスレチックス打線を支えている。
2022年成績 .230 25HR 73打点 11盗塁
査定について
ロマン砲ってこういうことですよね。これでいいのだという感じです。
意外と走れたりして、センターを守ったりもしていますが外野の守備力は怪しげ。でも2023年からは外野に回ってるのでアレな感じなんですが。
プルヒッター
引っ張り方向への打球の多さ、さらに逆方向へのホームランは1本のみ。プルヒッターです。
対左G
対左OPS.548、まあ左はダメですね本当に。
インコースヒッター
外角が打てません。もちろん内に強いのもありますが、外角を本当に苦手にしています。
ストレート〇
変化球が打てないのでこう……ね。まあ打率が上がってこなかったり三振が多かったりするのはこういう部分も。
ひとこと
セス・ブラウンにはぜひKhris Davisみたいになってくれたらなって思ったりしてるんですが、こういうタイプの左のスラッガーってどうしても左が打てなかったりするのでこう……難しいですね。ブレント・ルッカーも覚醒気味だし、意外と今後のアスレチックス打線は面白いかもしれない。