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カルロス・サンタナ(2022年 シアトル・マリナーズ)【パワプロ2022 パワナンバー】
カルロス・サンタナ
Carlos Santana
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PHI(2018)
CLE(2019 - 2020)
KC(2021 - 2022)
SEA(2022)
PIT(2023)
MIL(2023 - )
ドミニカが産んだ熱風
メキシコ出身のギタリストと同姓同名のドミニカ出身スラッガー。当初は三塁手としてプロ入りしたが、捕手への素質を見出されて捕手へとコンバートされることとなる。
マイナーリーグでの大無双もあり、2010年にはメジャーリーグ初昇格を果たす。守備面に関しては問題を指摘されることもあったが、盗塁阻止率の高さが光り、捕手としてまずまず。さらに打者としては46試合で6本塁打を放ち、才能の片鱗を見せた。しかしシーズン終盤に負傷し、手術のために離脱。
この後、ヤン・ゴームズが正捕手となり、サンタナは一塁に戻ることに。特に印象的なのは2014年で、打率.231と低打率に苦しんだものの、27本塁打を放ってパワーをアピール。さらに113四球をもぎ取って出塁率は.365と存在感を見せた。
また2016年には今まで多かった三振数を99に抑え、規定打席到達したシーズンで初めて三振数を二桁に抑えた。三振を抑えたうえで34本塁打を放っており、さらにフォアボールも99個。BB/K 1.00は素晴らしいの一言。
2018年からはフィリーズと3年6000万ドルで移籍することとなったが、24本塁打を放った。打率.229と低迷していたが、110四球に93三振とやはり選球眼は圧倒的。
しかし翌年は三角トレードにより再びインディアンスへと復帰するシーズンとなり、インディアンスで通算200号本塁打も放った。2019年はキャリアハイを更新するシーズンとなり、自己最高となる打率.281を記録。ホームランもキャリアハイタイとなる34本塁打、108四球に108三振と古巣で最高のシーズンを迎えた。
翌年の2020年は大不振となり、打率は.199で低迷。選球眼はさすがのものがあったが、オプションを破棄されてFAとなった。
2021年からはロイヤルズと2年契約を締結。打率こそ低迷するシーズンだったが、やはり選球眼は光り、通算1000四球も達成。アルバート・プホルス、ジョーイ・ボット、ミゲル・カブレラと言った名だたるスラッガーたちに並んだ。
2022年は不調にロイヤルズではなかなかホームランが出ず苦しんでいたシーズンに。シーズン途中にマリナーズへとトレードされると長打力が復活、移籍後15本塁打を放った。
シーズン終了後にFAとなったが、ピッツバーグ・パイレーツと契約。守備シフトが禁止された影響もあってか打率がここ数年の低迷から脱却。ここに目を付けたブルワーズが地区優勝に向けたラストピースとしてトレードで獲得したが、同一リーグ同一地区内での移籍に驚きの声も上がった。37歳にして打線を支える大ベテラン、カッコ良すぎる。
2022年成績 .202 19HR 60打点 0盗塁
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査定について
最近は守備シフトの影響もあって低打率に喘いでいるシーズンだったので、まあこんな感じになってしまいます。しょうがない。
パワーは今でも一線級のものがあって、特に選球眼の良さもあるので、やっぱりこういう選手はベテランになっても価値が衰えないのがさすがですね。
チャンスB、決勝打、逆境
得点圏OPS.787、さらに勝敗に関わる場面ではOPS.941と、本当の意味で勝負強い。低打率だけど勝負強いスラッガーって最高じゃないですか。
対左B
対左OPS.789で、左には結構強い。ただ、対左となると打率がいいのが大きくて、長打力と言う部分では左打席の方が良いというのが絶妙と言うかなんというか。
プルヒッター
引っ張りに15本塁打、逆方向に0本塁打と圧倒的なプルヒッター。まあプルヒッターすぎてシフト敷かれちゃうわけですしね。
守備職人
キャッチャーとしては散々な数字で、キャッチャー失格となってしまった部分があるんですが、一塁手としては本当に高い守備力を見せてくれています。DHやりたくないらしいしね本人も。
ひとこと
こういうバッターを見るとメジャーリーグだなあって感じがしますね。あんまり日本球界でこういうバッター見れないから面白い。サンタナはいつまで現役をやってくれるんでしょうか。
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