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ユリ・グリエル(2022年 ヒューストン・アストロズ)【パワプロ2022 パワナンバー】
ユリエスキ・グリエル・カスティーヨ
Yulieski Gourriel Castillo
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HOU(2016 - 2022)
MIA(2023 - )
キューバの至宝
キューバの至宝として活躍していたグリエル。29歳のシーズンとなる2014年、突如としてDeNAに入団することとなった。6月にチームに加入すると、わずか62試合の出場で打率.305 11HR 30打点の活躍。さらに肩の強さが光り、キューバの至宝という謳い文句に嘘はなかった。
翌年弟のグリエル Jr.とともにDeNAと契約したが、兄弟共々負傷を理由に来日を延期し続け、結局契約違反として契約を解除することとなってしまった。
そしてカリビアンシリーズでの出場の後、連絡が取れなくなりハイチへの亡命が明らかになった。
2016年にアストロズとの契約が決まると、31歳にしてメジャーデビューを果たした。本格的な出場となった2017年はポジションを一塁に移しての出場となったが、今度はダルビッシュからホームランを打った際に差別的ジェスチャーを行い出場停止処分を食らってしまう。
しかし2018年は打率.291 13HR 85打点を記録。さらに驚くべきは2021年の活躍で、36歳のシーズンで打率.319を記録し首位打者を獲得した。さらに一塁でゴールドグラブ賞も受賞し、キャリアハイを更新。
2022年は146試合に出場したものの、打率は.242と大不振。さらに規定打席に到達したうえで8本塁打しか打てず、OPSは.647とメジャーリーグのスタメン野手として考えてもかなり物足りない数字に。高かった守備の評価に関してもマイナスとなってしまい、シーズンオフにはFAとなった。
38歳にして一気に衰えが出たこともあって契約先は難航。古巣のアストロズは同じキューバ出身のホセ・アブレイユを獲得してしまい、再契約の道は断たれた。結局マイアミ・マーリンズと契約することとなったが、今のところ2023年シーズンはOPS.728とわずかに揺り戻してはいる。
2022年成績 .242 8HR 53打点 8盗塁
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査定について
キャリア最低に終わったシーズンでしたが、特に規定打席に到達してこの数字だったのはかなり寂しい話。
脚力自体はまだそこまで衰えておらず、意外と走れるというところは変わりません。
日本時代は強肩に定評がありましたが、メジャーリーグ移籍後はむしろ肩が弱いといわれる側に。とはいえ守備能力は高いし、それなりには守れる。
メジャーでは近年一塁しかやってませんが、やっぱグリエルが一塁専なのってなんか違和感あるのでユーティリティとして使える感じにはしました(使えるとは言ってない)。
対左A
対右OPSは.606と壊滅的ですが、対左にはOPS.740とまだ見れる数字ではあります。
チャンスE
得点圏OPS.553、厳しいですね。
プルヒッター
まあ元からプルヒッターですしね。ホームランは全部引っ張り方向です。
流し打ち
打球自体は逆方向に結構飛んでます。ただあんまりヒットになってないのでどうしたものかなあと思いましたが、通算要素で割と逆方向にヒットは打ってるのでつけておきました。
カット打ち
三振少ないですしね。
ひとこと
まあいろいろお騒がせなグリエルでしたが、さすがに年齢的にはもう限界と言ったところでしょうかね。今年はともかく、来季はかなり不透明だと思います。
2021年の首位打者は本当に凄かった、ようやりすぎ。WBC参加資格についてですが、国際大会中に亡命した選手は代表参加を認めないという方針のため今後もグリエルがキューバ代表入りする可能性は薄そうです。あとはキューバ野球連盟に対して亡命組はかなり不満がある用で、チャップマンも代表入りを拒否していますし、いろいろありそうです。グリエルも本来なら亡命から5年経ったら認められるキューバへの帰国が認められず、キューバとの関係は絶縁状態と言ってもいいかもしれません。
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