フェリックス・バティスタ(2023年 ボルチモア・オリオールズ)【パワプロ2024 パワナンバー】
フェリックス・アレクサンダー・バティスタ
Félix Alexander Bautista
立ちはだかる"山"
2mオーバーの身長から放たれる最速166km/hのストレートで打者をねじ伏せる怪物投手。ウィニングショットのスプリッターの完成度は非常に高く、アウトのほとんどを三振で奪い取り、バットに当てることさえままならない。
当初マーリンズに入団したバティスタだったが、あまりのノーコンっぷりに結果を残すことは出来ずルーキーリーグどまりの投手であった。結局わずか2年で解雇となり、1年の浪人期間を過ごすこととなる。
だがノーコン投手の再生に自信ニキことボルチモア・オリオールズから声がかかり入団すると、オリオールズの指導の甲斐あってかノーコンではあるものの使えるレベルの投手として成長。プロ入りから9年かけてAAAまでたどり着いた苦労人でもある。
2022年にはついに開幕ロースター入りを果たすと、27歳にしてやっとつかんだメジャーリーグの舞台でとんとん拍子に評価を上げ気づけばクローザーになっていた。65.2イニングで88奪三振とバットに当てさせないピッチングでBB/9も3.15と許容範囲内に落ち着き、ついに覚醒を迎えた。
2024年もあいかわらずクローザーとして君臨し、56試合に登板して110奪三振と奪三振能力はさらに向上。与四球が増えたことなどから不安定さを感じなくもないが、そもそもバットに当てさせないので問題ないというパワープレーを見せる。ただシーズン中に靱帯の損傷が明らかになりトミー・ジョン手術を受け、2024年シーズンは全休となっている。
2023年成績 56試 8勝2敗1H33S 防御率1.74
査定について
根本的にノーコンは解決してないけどそれでもギリギリ使えるレベルに持って行った感じというか、そういうアレです。
ストレートとスプリッターの組み合わせでひたすらに三振を奪う投手で、スプリッターは圧倒的な空振り率を見せていることから文句なし。スライダーは一応投げられるもののこれといって球質が良いとかそういうわけではない。
ドクターK
K/9が16.23ですよ、異常ですよこんな投手。
対ピンチA、打たれ強さA
ランナーを背負っても打者をねじ伏せるパワーピッチ。
ひとこと
(バットに)当たらなければどうということはないを地で行くピッチャー。ストレートで空振りを奪うということを考えた時に身長はむしろ邪魔で、リリースポイントが低い方がストレートが活きやすいと言われていますが、バティスタは比較的球持ちが良い(=リリースポイントが低い)ため高身長でもストレートが活きる。あとスピンも利いていてこのストレートだけでもどうにかなりそうな気がしてくる。