ルイス・ロベルト Jr.(2022年 シカゴ・ホワイトソックス)【パワプロ2022 パワナンバー】
ルイス・ロベルト・ジュニア
Luis Robert Jr.
キューバの怪物、覚醒か
キューバ出身のルイス・ロベルトは、カナディアン・アメリカン・リーグへと派遣された実績もある。キューバリーグでは打率.393 12HRを記録し、才能は間違いないものがあった。
2016年11月、アメリカへ亡命しメジャーリーグへの移籍を目指した。2019年にはマイナーリーグ3チームでプレーし、通算でトリプルスリーを達成。身体能力は圧倒的だった。
2020年には6年契約を締結、センターに定着した。打率こそ.223と低迷したが、227打席で11本塁打を記録。さらに守備面でもプラスを生み出し、ゴールドグラブ賞を獲得した。
2021年には68試合に出場、打撃面での数字を大幅に伸ばした。打率.337 13HRは圧倒的。打撃面での才能の高さは随一。
2022年も引き続きセンターとして起用されていたが、前年ほどの打撃は見せられなかった。しかし401打席で.284 12HR 11盗塁と、やはり打撃面での成績は優秀だった。優秀だった守備面ではUZR、DRSともにマイナスとなってしまった。
2023年のWBCでは亡命選手の参加が容認されたことでキューバ代表として出場することを選んだ。レギュラーシーズンでは登録名をロベルト Jr.に変更。今年は打撃覚醒したシーズンとなり、375打席で26HR。大谷のホームラン王獲得において最大のライバルとなると思われたが、ホームラン競争で負傷。後半戦に響くかどうかが注目されている。
2022年成績 .284 12HR 56打点 11盗塁
査定について
身体能力はすごい。ただ2022年シーズンは打球の上がらないシーズンであり、そういった部分でも長打を稼げず。2023年はフライが大幅に増えていて、それまでラインドライブが多かったがそれも減少。ホームランバッターとしての覚醒を見せた。
足も速いものの守備指標が悪かったこともありセンターを守らせるにはかなり不安のある守備能力に。2023年は持ち直したのでシーズンが終わったら作り直します。
ラインドライブ
前述のとおりそれまではラインドライブが多かったロベルト。ある意味中距離打者時代最後のロベルトになるかもしれません。
対左B
対左OPS.909、対左Aでもいいレベルですが、打席数と実績で控えめに。
悪球打ち
選球眼の悪さが玉に瑕。とにかくボール球に手を出していて、打率はよくても出塁能力にはかなり問題あり。
調子極端
5月と6月はOPS1超えの圧倒的な無双を見せていた。成績の波が大きいタイプ。
ひとこと
ワンチャン来年以降とんでもないバッターになるかもしれないので逆にエモいなと思いますね。中距離打者時代最後のロベルト Jr.は貴重になるかもしれません。