ケビン・キアマイアー(2023年 トロント・ブルージェイズ)【パワプロ2024 パワナンバー】
ケビン・ジェームズ・キアマイアー
Kevin James Kiermaier
TOR(2023 - 2024)
LAD(2024)
魔術師の煌めき
昨シーズンの査定はこちらから
2022年は手術などもあり無事に稼働できなかったシーズンとなり、ついに慣れ親しんだタンパベイを離れることとなった。ブルージェイズに移籍した2023年はセンターとして稼働。特に前年は守備指標がかなり悪化していたがそれを大きく戻し守備でプラスを積み上げる今までのキアマイアーが帰ってきた。さらに打撃面もここ数年の低打率から脱却してまずまずの数字を記録しており、これらの活躍もあってゴールドグラブ賞を受賞。あの頃のキアマイアーの輝きが帰ってきたようだった。
2024年もブルージェイズに残留することとなったが、シーズンを通して打撃の成績が上向かず再びのスランプに。去就が注目されていたが今シーズン限りでの引退を発表、天才的守備職人のキャリアは今年で終わることとなった。しかしその1週間後にまさかのドジャースへのトレード、大谷とチームメイトになっている。2024年も守備だけで見れば大幅プラスを積み上げていて、守備だけならまだまだ現役。MLBの歴史に名を刻んだ守備職人のキャリアに敬意を表し、そしてお疲れさまでしたという気持ちです。
2023年成績 .265 8HR 36打点 14盗塁
査定について
あまりバットに当たらないというキアマイアーですが2023年は割とバットに当たってました。とはいっても打撃はまあアレです、おまけみたいなもんです。
守備指標が全体的に改善したこともあり、かなり守備職人風味が出て個人的に非常に気に入っています。カッコええ。
魔術師
キアマイアーに付けずして誰に付けるのか。間違いなくレジェンド、守備だけならあのアンドリュー・ジョーンズすらも超えてますからね。当然。
対左E
キアマイアーの対左をどう評価するかは非常に難しい問題です。左投手相手の方が打率が非常に高いのですが、長打が極端に減る。左右でバッティングスタイルを大きく変えており、結果として右の方が打率は低いけど長打が出るから打てるよねみたいな話になりがち。結局悩んだ末にやっぱ対左Eでええわになりました。
プルヒッター
引っ張り方向にしかホームランが打てません。通算で逆方向へのホームランが3本、ランニングホームランも3本。そういう人です。
対ストレート〇
ストレートに強いというより変化球に弱いという意味でのアレです。
調子極端
6月と8月に突如としてスランプに陥ったりと、極端な打撃成績でした。
ひとこと
まさかキアマイアーが引退するとは……という気持ちですが、まあここ数年微妙だったししょうがない。でもやっぱ万全な状態で稼働すれば守備で無限にプラスを積み上げるよなと思うので、本当に凄い。いつまでもキアマイアーの守備を見ていたい、そう思わせる選手でした。大学時代から今までキアマイアーの守備まとめ動画に救われてきた僕ですので、本当にお疲れさまと言いたいですが、まだシーズンは続くので、今年最後まで頑張ってほしいです。
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