ランディ・アロサレーナ(2022年 タンパベイ・レイズ)【パワプロ2022 パワナンバー】
ランディ・アロサレーナ・ゴンサレス
Randy Arozarena González
STL(2019)
TB(2020 - )
侍に立ちはだかった苦労人
WBCでのホームランキャッチは記憶に新しいだろう。侍ジャパンとの激戦となったメキシコ戦、岡本のホームランをアロサレーナがキャッチ。そして真顔パフォーマンスを見せつけ、日本国民に絶望を与えた。
しかしそんなアロサレーナの半生はまさに苦労人でしかなかった。14歳の時に父を失った彼は、母と相談したうえで亡命を決意。カヤックで8時間の航海の末にメキシコへ到着、命からがら亡命に成功した。
そんな苦労人たるアロサレーナの半生は映画化が決定しており、2023年までに公開されると言われているが、詳細は不明。
セントルイス・カージナルスに入団したアロサレーナは順調にキャリアを重ね、2019年に9番センターとして一軍出場。少ない出場機会ではあったが、メジャー初安打も記録した。
翌年トレードでタンパベイ・レイズへの移籍が決まると、ポストシーズンの新人最多本塁打記録を更新する活躍で一気に名を挙げた。
さらに2021年は本格的なメジャーデビューシーズンとなり、141試合に出場すると打率.274 20HR 69打点 20盗塁という活躍で新人ながら20-20を達成。
2022年は引き続き主力として出場、153試合の出場で打率 .263 20HR 89打点 32盗塁を達成し、2年連続の20-20をやってのけた。WBCでも大活躍だったアロサレーナ、短期決戦でとにかく強いということがよくわかる活躍だった。
2022年成績 .263 20HR 89打点 32盗塁
査定について
身体能力の高さがわかる能力、最高ですね。守備能力低くね?と思うかもしれませんが、まあ指標的にはこんなもんです。
長打力はなかなかですが、ゴロの割合も高いですしその辺の数字が改善されればもっと長打が増えるでしょう。実際2023年はフライが増えて長打系の指標が改善されてます。
キューバ出身ではありますが、今大会でキューバ代表ではなくメキシコ代表を選択していたので国籍はメキシコです。
対左A
対右OPSは.734と微妙ですが、対左OPSは.923と圧倒的です。打率だけでなく長打力でも圧倒していて、左にはめっぽう強いです。
盗塁B
近年のメジャーリーグで30盗塁をクリアしているのはなかなか少ないですからね、30-30とか達成してほしいです。
ダメ押し、チャンスE
通算OPS.773に対して、得点圏OPS.769とチャンスでそれなりには打ってはいるんですが、勝敗に関係ない場面でのOPSが.822で大事な場面では打てていません。
広角打法、アウトコースヒッター
アウトコースを逆方向へ叩き込むバッティングが特徴的ですね。
レーザービーム
肩自体そんな強くないんですけどね、まあ守備能力がもともとそんなに高くないしご愛敬ということで。
ひとこと
アロサレーナらしいパラメータだとは思いますし、完成度はかなり満足しています。ホームランキャッチするにはちょっと能力が足りなさそうですがまあこればっかりはしょうがないね。
センターとして期待したくなる気持ちもわかりますが、まあもろもろで結局両翼という感じなのもエモい。