マニー・マチャド(2022年 サンディエゴ・パドレス)【パワプロ2022 パワナンバー】
マニー・マチャド
Manny Machado
A・ロッド二世
あのブライス・ハーパーに次ぐ有望株という評価を受けたマチャドは、ドラフト1巡目(全体3位)という高順位でボルチモア・オリオールズから指名される。本来のポジションはショートであったが、オリオールズには当時J.J.ハーディがショートを務めていたためサードに回ることとなる。
2012年にメジャーリーグデビューすると、2年目の2013年にいきなりすさまじい活躍を見せる。156試合の出場で51二塁打を放ち、ホームランこそ14本だったものの打力をアピール。さらにショート出身ゆえのアスレチックな守備はリーグトップの数字を記録し、問答無用でゴールドグラブ賞とフィールディングバイブルアワードを獲得。
翌2014年は負傷があり出場試合数が半減したが、ホームランはほぼ同じ12本とさらに長打力が覚醒。
2015年は全試合に出場し35本塁打を記録、球界の三塁手争いに名乗りを上げた。2016年は乱闘騒ぎで出場停止処分を食らったが、それでも157試合に出場し37HRととにかく頑丈で攻守両面での活躍が光った。
2018年はJ.J.ハーディのFAもあり守備位置をショートに戻してのシーズンとなった。ショートとしての守備力には疑問符が付いたものの、それを補って余りある破壊力のある打撃を見せつけた。しかしシーズン途中にドジャースへとトレードされ、ポストシーズンへの出場も果たしたがワールドシリーズでは打率.182 0本塁打と大ブレーキ。
2018年オフにFAとなり、パドレスと10年3億ドルの大型契約で合意。ホームランが出にくく投手有利とも言われるパドレスのペトコパークを本拠地にすることとなったが、その打棒は全く衰えを見せない。移籍初年度から32HRを放つと、タティス Jr.の負傷の際にはショートを守るなど貢献。
短縮シーズンとなった2020年は60試合で16HRを放つ活躍、さらに2021年も28HRと本拠地をものともしない。
2022年は好調パドレスを牽引する起爆剤となり、4月と8月に打撃が覚醒し無双状態に入るなど活躍が光った。150試合に出場して32本塁打、さらに打率も.298でOPS.898はようやりすぎとる。MVP投票では2位に入り、オールMLBチームのファーストチーム三塁手にも選ばれた。アレナド、ライリーと打てるサードが揃う中でこの栄誉を勝ち取ったのは本当に偉大。
フロリダ出身だがドミニカ共和国の国籍を有しており、WBCではドミニカ共和国の代表として出場。2023年大会では打率.235だったものの2本塁打を放つなど活躍し、長打力での貢献が目立った。
2022年成績 .298 32HR 102打点 9盗塁
ひとこと
マチャドですね~という感じになったと思います。打撃面ではもはや申し分ない、とにかく安定感のある打撃ですからね。
守備面では常にプラスを生み出し、打撃守備両面で貢献してくれる選手なのですがいかんせん同時期にサードとしてアレナドがいたという悲劇。アレナドがいなければゴールドグラブ賞をもっと受賞していたでしょう。良いライバルです。
怪我しにくさA、回復B
とにかく頑丈なんですよ。怪我をしないし、試合にとにかく出てくれる。怪我した2014年と短縮シーズンの2020年を除くと年平均で144.7試合に出てます。マジですごい。
調子極端
4月と8月にOPS1超え、とにかくすごい。
チャンスC
得点圏でのOPSが.998、すごすぎる。
インコースヒッター
内角は禁忌です。めちゃくちゃすごい。
変化球〇
スライダー・カーブ系に対して16本塁打。ストレートを打った本塁打が11本だからペースが異常。落ちる球に対しても5本塁打。すごい。
プルヒッター
引っ張り方向に26本塁打、すごいね。
盗塁B
脚力自体はそこまででもないですが9盗塁で1盗塁死と成功率がすごい。
対左E
左相手になるとホームランが増えて打率が下がる。難しいなと思いましたが、OPSでは.855と左投手はあまり打ててないので一応。
ひとこと
ようやりすぎとる、ようやりすぎとるよ。ボカァアレナドも好きですがマチャドの方がなんか好きなんですよね。マチャドにはパワーヒッターつけないのかとか言われそうですが、弾道4にしてあるしね。なんかこう、マチャドってパワーヒッターつけるのは違うような気がするんですよ。