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マーカス・セミエン(2022年 テキサス・レンジャース)【パワプロ2022 パワナンバー】

マーカス・アンドリュー・セミエン
Marcus Andrew Semien

CHW(2013 - 2014)
OAK(2015 - 2020)
TOR(2021)
TEX(2022 - )

テキサスの核弾頭

 ホワイトソックスに入団後は2014年に本格的にメジャーデビューし、64試合で6本塁打を記録する内野のユーティリティだった。
 しかし2014年のオフにアスレチックスにトレードされることとなると、ショートのスタメンとして一気に定着した。2015年はショートで35失策と信じられない数のエラーをし、守備面での脆さが課題となったが、打撃面ではホームランの出にくいアスレチックスの本拠地で15HRを放って見せ、才能は非凡であることを見せつけた。
 さらに2016年には27本塁打で一足飛びに打撃成績を飛躍。課題だった守備面でも21失策を喫したが守備指標は大幅に改善。
 2017年は負傷による離脱があったが、2018年は守備指標をさらに跳ね上げ、守備指標がプラスとなりついにうまい側のショートとなった。
 2019年には全試合出場を果たしたうえで33本塁打を放つ活躍で、守備面だけでなく打撃面でもリーグトップクラスへと成長した。
 2020年のシーズンオフはFAとなったが、コロナ禍もあってアスレチックスの経営はかなり怪しい状態でセミエンの残留は厳しいと見られていた。アスレチックスが提示できた契約が基本給+毎年給与の分割払いという話は、アスレチックスの経営状態を不安視するには十分なものだった。

 2021年に単年契約でブルージェイズへと移籍したが、ブルージェイズにはショートにボー・ビシェットがいたことからセカンドへのコンバートが決まった。
 2021年はセミエンにとって最高のシーズンと言える年で、全試合出場すると二塁手としてシーズン歴代最多の44本塁打を放った。それまでもパワーはあったが、ホームランの出にくいオークランドコロシアムからホームランの出やすいロジャーズセンターへと移籍したことでその数字が跳ね上がったと言える。ショートとしても試合に出場し、最終的に45本塁打を放って問答無用でシルバースラッガー賞を受賞。さらにセカンド守備でも大幅プラスを生み出したことでゴールドグラブ賞も受賞、完璧で究極なセカンドとなったのである。

 オフにレンジャースと7年契約で合意し、今度はコーリー・シーガーと二遊間を組むこととなった。開幕直後は打率1割台と厳しい低迷に至り、トレバー・ストーリーとともに大スランプが話題となった。しかし6月から復調し、結局26本塁打とブルージェイズ時代ほどの無双は見せられなかったが、自身初の20-20も達成。パワーのある打撃と安定した守備は相変わらずだった。33本塁打を放ったシーガーとともに、レンジャースはリーグ最高クラスの攻撃的二遊間を手に入れることとなったのだ。
 アスレチックス時代は攻撃的ショート、ブルージェイズ以降は攻撃的セカンドと、とにかくその実績はレジェンド級。苦戦した2022年であってもその能力は支配的で、野手としての総合的な完成度で言えばアルトゥーベよりも上だろう。

2022年成績 .248 26HR 83打点 25盗塁

パワナンバー : 10200 71688 19610
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査定について

 あんなにエラーしてたセミエンがねえ……こんなに守備うまくなると思わなんだ。2022年はセカンドを守って1293イニングでたったの7失策。守備の安定感は圧倒的です。送球エラーが6つと送球は若干怪しい部分もなくはないですが、裏を返せばそれ以外の守備は本当に安定している。
 打撃面もパワフルで、2022年は打率があまりよくなかったですがフォアボールもそれなりに選べるしその辺もいいよね。

チャンスC

 得点圏OPS.806、勝負強かった。

盗塁B

 20盗塁達成はキャリア初。ご祝儀です。

インコースヒッター

 インローにツボがあって外にはからっきしですがインコースはめっちゃ強い。

ストレート〇

 変化球がどうしてもね、厳しい。

守備職人

 まあゴールドグラブ賞とか取ってるしね、妥当だと思います。

プルヒッター

付け忘れました

ひとこと

 やっぱりコーリー・シーガーとマーカス・セミエンの二遊間はヤバいと思う。ショートの適性どうしようかと思いましたが、まあシーガーもいることなので抑えておきました。
 セミエンのショート時代も好きなのでいつか再現したいですね、覚えてたらやります。

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