マイク・ブロッソー(2023年 千葉ロッテマリーンズ)【パワプロ2022 パワナンバー】
マイケル・ディロン・ブロソー
Michael Dillon Brosseau
やるときはやる男
レイズに入団したブロッソーはパンチ力のある内野手としてそこそこの活躍を見せていたが、2019年にメジャー初昇格を経験するとなぜかメジャーリーグではかなりハイペースでホームランを打ち、メジャーとマイナーでの印象が大きく異なる選手だった。
特に因縁のチャップマンから10球粘った末にホームランを放ったのはまさに彼のハイライトとも言うべきシーン。レイズのポストシーズンでの躍進に大きく貢献したともいえる。
2021年のオフにブルワーズへとトレードされ、2022年は積極的に起用されたシーズンとなった。5月から打撃の調子を大幅に上げ、特に6月は月間OPSが1を超える無双状態に突入。しかし8月は一転して月間打率.120と大スランプに陥る。だが9月は再び月間打率.417、OPS1.283と無双。とにかく調子の波が大きすぎる1年だった。
さらに2023年はスプリングトレーニングで無双、14試合で6本塁打とシーズンに期待感を持たせる無双っぷりだったが、開幕して見れば一転して大不振に。打率2割ちょうど近辺を推移しつづけ、調整のためのAAAでも大不振。40人枠から外されてしまうこととなった。
優勝を狙う千葉ロッテマリーンズが彼に目を付け獲得を発表。まあ打線の補強はいいとしてもポジション的に……どうなんだ?
内外野だけでなく投手としても7登板した経験があるなど、とにかくユーティリティ性に定評がある。メインポジションは三塁。大きなレッグキックが目立つ豪快なバッティングフォームで、メジャーリーグでは年間25HRぐらいは期待できそうなペースでホームランを打っていた。
最近メジャーからやってきた三塁手の大半が日本では三塁失格になるパターンが多いので果たしてどうなるか。
2022年成績 .255 6HR 23打点 2盗塁
査定について
査定は基本的に2022年版という感じです。NPB基準に合わせて一部いじったりもしています。セカンドやショートを守ったこともあり(ショートの適性は付けませんでしたが)、意外と俊足に定評があります。肩の強さはメジャーリーグではあまり強い方ではないですが、まあメジャーリーグなんでね。
打撃面に関してですが、ミート上げのパワー下げで中距離打者っぽさを強調。AAAでは長距離砲というよりも中距離打者という傾向の方が強く、メジャーでホームランをハイペースに打ってるのがむしろ違和感もあるので。
プルヒッター
逆方向にホームラン打ってるじゃんとは思うんですが、ホームランの大半は引っ張り方向ですからね。
扇風機
粗さのある打撃であることは否めません。メジャーでいいペースでホームランを打っていましたが、三振のペースもかなりいい感じです。
対変化球〇
2022年までは変化球をしっかりと打てていましたが、2023年は変化球が露骨に打てなくなって数字が悪くなっている感じです。変化球対応に期待が持てるのは〇。
送球F
ここ2年送球エラーが多すぎる。守ったイニングとか考えるとこれが最大のネックになる気が。三塁手としては魔送球に苦しむ気がするので最終的にファーストに落ち着きそう。
調子極端
やるときはやる、やらないときはやらないという感じですね。
ひとこと
そこそこやってくれそうな気はするし、爆発したら一時期のロッテの勢いを変えかねない物になるとは思います。が、長期的にみるといろいろ気になる部分もあるのでそこがネックかなという感じですね。
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