スターリング・マルテ(2022年 ニューヨーク・メッツ)【パワプロ2022 パワナンバー】
スターリング・ハビアー・マルテ
Starling Javier Marté
俊足強肩強打のレフト
アマチュア・フリーエージェントでピッツバーグ・パイレーツへと入団すると、2013年にはメジャーリーグに定着。パイレーツのレフトとして君臨していた。当時のパイレーツはポランコ(現千葉ロッテ・マリーンズ)、マカッチェン、ジョシュ・ハリソンと素晴らしいメンツが揃っていたが、その中でも俊足を武器に暴れまわった。
2013年は三塁打10本に加え、41盗塁とやはり脚力でアピール。2016年は9本塁打と長打力が低下した一方で、打率.311に加え47盗塁と圧倒的。しかし2017年には禁止薬物に反応を示したこともあって出場停止処分を食らってしまう。
2018年には自身初となる20本塁打を記録。しかし33盗塁14盗塁死と盗塁成功率が厳しい数字に。2019年は23本塁打を放ち、打撃面で着実に成長を見せた。
2020年からはダイヤモンドバックスへと移籍。シーズン中にマーリンズへとトレードされると、コロナの影響で60試合制だったにもかかわらず61試合に出場するという珍記録を達成。
2021年はマーリンズでまずまずの活躍を見せると、アスレチックスへとトレード。マーリンズで22盗塁、アスレチックスで25盗塁で合わせて47盗塁と圧倒的な数字だったが、リーグをまたいだせいで盗塁王を取れないという再びの珍記録。
2022年からはメッツへと移籍。初年度は打率.292 16本塁打でやはり安定感のある打撃成績を見せ、毎年OPS.800を記録する安定感のある外野手。一方でかつてレフトで安定感のある守備を見せていたが、センターやライトにコンバートされてからは守備指標が低迷しており、ゴールドグラブ賞から遠ざかっている。
WBC代表にも選ばれると思われていたが、手術を受けたこともあり出場せず。さらに2023年は珍しく低迷しているシーズンで、毎年安定して打率3割近辺を記録するマルテが打率.248と苦しみ、長打力も大幅に低下。苦戦のシーズンとなっている。
2022年成績 .292 16HR 63打点 18盗塁
査定について
ライトを守ってUZR-11、DRS4と指標的には厳しい数字。2023年も相変わらずのマイナスで、やはりレフトを守らないと厳しい選手なのかと思わせる。でも肩は未だに強く、メジャーリーグ上位の強肩。
一方の脚力では衰えつつあり、屈指の俊足と言うほどでもないが、盗塁技術で盗塁しているという技術を感じさせる選手に。
打撃もいい、毎年安定してそれなりの数字を残してくれるという期待感があるし、パンチ力もそれなり。何かがトップと言うわけじゃないが、全てのバランスが整っているというタイプ。
対左B
対左OPS.877、ようやってますよこれは。
かく乱
18盗塁9盗塁死、成功率だけで言うと微妙なシーズン。でも前年47盗塁してるし、やっぱり走れる選手ではあるのでここはかく乱で。
内野安打
内野安打17本、やっぱり足速いじゃん。
チャンスE、決勝打、逆境
得点圏OPSは.760とイマイチですが、勝敗に関わる場面でなんとOPS1.074と圧倒的。良いところで打ってくれるバッター。
対ストレート〇
とにかく昔からストレートに強いバッター。対ストレートwOBAは2022年に.404を記録していて、ストレートを本当にしばきまわしてくれる。
ひとこと
これだけステータスが整っていてまさかの守備だけE、なんかちょっといいよねって思うんですがいかがでしょうか。それでいて守備職人付けてあるし、なんかエモいなと思うステータスですね。
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