乃木坂スターシステムからの脱皮
久しぶりのnoteになります。
えー、なんかいろいろありますが、とりあえず乃木坂話を書き捨てていきます。
いつも以上に独断と偏見に満ちた文章になりますので、異論はあるでしょうが、どうぞ、胸のうちに収めてください(笑)。
乃木坂46は、この春、与田祐希の卒業を控え、ただでさえ寂しさを感じていたところに、岩本蓮加のスキャンダルですから、なんというか、炎上しがちというか、これまでの勢いに飲まれて沈黙していた連中がここぞとばかりに「乃木坂は終わる」と合唱を始めたのだと思います。いわゆる啓蟄ですね。これで今年はいる6期次第でどうなるか楽しみではあります。
ま、それはそれとして、ときどき思うんですが、ここ数年、乃木坂の運営は、様々な新機軸を打ち出そうとしているとは思うんですよね。
のぎ動画や公式youtubeチャンネルなどで、内輪(ファン)向けの露出を増やす一方で、舞台や映像作品や歌番組で、ファン以外の人への認知度を高める。
また、4期、5期を中心に他の坂道グループとの交流も活性化、可視化しはじめていることも、大きな変化の一つだと思います(まあ岡本姫奈というコミュ力モンスターの影響力も大きいですけどね)。
そして、今私が感じているのは、グループの作り方が変わってきたのではないかということ。
タイトルにも書きましたが、「スターシステム」っていうのは、アイドルグループの売り出しを考えるとき、人気・知名度などのある、あるいはありそうな子をグループの中心として打ち出して、勢いをつけるというもの。
乃木坂は、初期に、白石麻衣や生田絵梨花といった実力者を脇に固めて、素材型の生駒里奈をセンターに固定していた。
それが他のメンバーに光を当てることにもなり、箱推しが増える原因ともなりました。
その流れは、3期、山下・久保よりさきに、与田・大園という素材型をセンターに起用、4期も、賀喜、早川、田村といった達者なメンツではなく、当時は弱弱しかった遠藤さくらを軸にすることで引き継がれています。
さて、ここで考えて欲しいのは、5期の軸って誰でしょう?
5期で最初にセンターに抜擢されたのは中西アルノ。そしてその後センターに抜擢されたのは井上和。
でも、この二人「軸」と感じさせるほど突出した感じはないんですよ。
ライブのMCには副キャプテンに抜擢された菅原咲月や、朝の番組でレギュラーを持っている一ノ瀬美空が中心ですし、写真集一番乗りは五百城茉央、さらに五百城は外番組でのゲスト出演が多い。
ビジュアルと人気でいうなら池田瑛紗がいる。
グラビアでは期待度は冨里奈央が一番でしょうし、外仕事ならミュージカルでの奥田の完成度と期待感を上回るメンバーはいないでしょう。
小川彩も岡本姫奈も、彼女たちの「スキル」に惹かれた固定ファンをしっかり抱えている……。
ようするに、スターや軸というものを必要としない……というか、個人に任せずに、グループを構成するメンバーの一人一人が、自分の得意分野でグループを引っ張り、作り上げていけるように、もっというなら誰が卒業しても、グループとしてのダメージがないようなグループに、本気で育てていこうとしているんじゃないかと、私個人は期待したいのです。