飛行亭着陸

作家 漫画原作 記事ライティング、さらには企画・編集など、業界歴だけは長めです。 現在活動凍結中ですが、好きなものを書きたくて登録してみました。 更新頻度がどれぐらいになるかわかりませんが、よろしくお願いします。

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作家 漫画原作 記事ライティング、さらには企画・編集など、業界歴だけは長めです。 現在活動凍結中ですが、好きなものを書きたくて登録してみました。 更新頻度がどれぐらいになるかわかりませんが、よろしくお願いします。

最近の記事

乃木坂5期の未来

 これまで、ここnoteでも、あるいは他のメディアでも、乃木坂の世代交代論のような駄文を書き続けてきていて、異論はあろうとも、このグループが世代交代に成功した、それも大成功した稀有なグループであり、自分はその瞬間を見届けられた幸せ者であると思っている。  しかしながら、5期生の存在というのは、その世代交代の象徴であると同時に、十数年積み上げてきた乃木坂のイメージをぶち壊す存在なのではないかと、今回の超乃木坂スター誕生LIVEと、昨日の番組を見て感じた。  Scrap&Bui

    • AKBグループの落日

      秋元康氏が立ち上げたAKB48。 そのコンセプトは、劇場をショーケースに見立て、プロデューサーや芸能事務所のスカウトたちが、そこでパフォーマンスをしているメンバーを見つけ出し、それぞれの夢をかなえるチャンスを広げる場所にする……という、当初は「AKBプロジェクト」であった。 おニャン子クラブで「番組ありきアイドル」をプロデュースし、成功したものの、他番組他局への出演のハードルは高く、メンバー内の格差やゴタゴタにも悩まされ、最後は空中分解した経験を持つ秋元氏は、劇場を中心にし

      • 学習塾や家庭教師で国語を学ぶべきか?

        さてさて、小論文ラッシュも終わり、日常が戻って(?)来ました。 それにしても、「国語」ってのは難しい教科であります。 数学や算数、理科や社会系の、いわゆる暗記勝負の科目や、英語のように、ある程度の構文があるものであれば、少なくとも教え方としては難しくはありません。 出題範囲もある程度絞り込めますしね。 ところが、国語っちゅーのは……古文なら文法中心にすりゃあ暗記科目にもできますが、現代文になると、どんな問題が受験で出るのかわかりませんから、総合力を上げていかないといけない。

        • 日向坂から消えた「ハッピーオーラ」

          まあ、世代が変われば色も変わるのは世の常。 どんなアイドルでも、進化、変化は続いていく。 しかしながら、年寄りの「昔はよかった」ではないが、変わらないで欲しいものというものはあるもので……。 日向坂46……いや、ひらがなけやきは、多くの人が知っている通り、欅坂1期生との間に募集期間も短く、欅坂の選抜に入る枠がないまま、活動をよぎなくされるという苦労をしてきている。 それでも、心が折れそうになりながらも、数少ないチャンスでメンバー個人個人がアピールをすることで、徐々に認知度と

          乃木坂5期生でのデビューの可能性を考える

           乃木坂の5期生楽曲『情熱の捌け口』が8月14日に解禁される。 センターには一ノ瀬美空を据え、パフォーマンスも楽曲も、かなり力の入ったものになっていて、評判も高まるだろう。  というわけで、今日は少し大胆に「5期生だけによるデビューはあるか?」ということについて考えてみたい。  期別楽曲というのは、基本的に内向きというか、既存のファンに向けてのアピール色が強くなるものだ。  この常識を覆したのは、なんといっても4期生楽曲『I see』であり、この曲が乃木坂に興味のなかった層

          乃木坂5期生でのデビューの可能性を考える

          読書感想文講座(脱線編)

          はい、全然好評なんて話を聞かない読書感想文講座も3回目。 いやもう講座じゃなくて、感想文雑談みたいなもんですが、今回もつらつらと書いていきましょう。 で、今回話題にしたいのは「誉め言葉」 小中学生…いや高校生くらいまでのみなさんは、「誉め言葉」ってどれぐらいバリエーションを持っていますか? 好きな音楽、好きなスポーツ、好きな人、なんでもいいです。自分が好ましいと思うことやものを、他人に紹介するときに使う言葉って、本来たくさんあるんですよね。 しかしながら、現在、誉め言葉

          読書感想文講座(脱線編)

          カラオケ上手と歌上手

          カラオケの登場とともに、日本人の歌唱力ってのはめちゃくちゃ上がったそうな。 確かに、日曜日にNHKでやっているのど自慢なんか見ると、鐘一つの調子っぱずれな音痴さんは減少している。 子供のころからちゃんとした音源でマイクを使って歌っていれば、そりゃ多少の音痴は改善されてしまうものではありますな。 ただ、ただですよ。 先日Xでとあるミュージシャンが嘆いていましたが、「歌の評価をカラオケの点数で決められるようになったら嫌だなあ」ってのは、まったく同意するところであるわけです。

          カラオケ上手と歌上手

          小論文講座Ⅱ

          連投しますが、こちらは比較的真面目な……というか、大学入学や就職のときの提出論文に即して解説していきます。 といっても、やはりテクニカルな説明は私より上手な人がたくさんいますので、基本的な心構えとして、頭の片隅に入れてくれたら楽になるかなぁ? みたいな感覚で気楽に読んでください。 とりあえず、小論文というのは、前回書いたように「論」なわけです。 自分の考えを、不特定多数の相手に伝えるように書く文章ですね。 まず、この大原則だけは頭にいれておいてください。 人間の行動という

          小論文講座Ⅱ

          読書感想文講座 第二弾

          こんちは! 前回の記事に続き、今回も読書感想文講座を……と、思ったのですが、このnoteって、いろんな人が感想文や小論文に関しての文章を書いているのに驚きました。 めちゃめちゃ参考にもさせていただいたのですが、ものすごく緻密なテクニック論なんかもあったりして、こりゃ正攻法では俺の文章なんざ屁のつっぱりにもならんので(©キン肉マン)、もうこの手の文章が苦手な人に向けての雑談講座にしようかと思いますw 一応、前回、「読書感想文は自己紹介文だと思え」ってお話をしましたが、これは「

          読書感想文講座 第二弾

          素材の味を大事にしよう

          タイトルだけみると、料理の話のように見えるかもしれないが、今回「素材」として取り上げるのは、「言葉」のことだ。 日本語というのは、非常に奥深い言語であり、ちょうど現在、紫式部を主人公にした大河ドラマなども放送しているが、実に素朴でありながら複雑な味わいを持っている言語だと私は思っている。 だが、現在、日本語は瀕死の状態にある。 受験では国語科系科目が外されることが多いし「古文など将来の役に立たない」と言い出す政治まで出てくる始末。 そして、その国語を扱うマスコミ、ジャーナリ

          素材の味を大事にしよう

          真夏の小論文講座

          さて、先ほどの読書感想文と並行して、小論文についても概要だけ書いておきますね。 並行して……といいましたが、読書感想文と小論文とは、まったく違ったものになります。 何が違うのか? まあ、いろいろな違いはありますが、読書感想文を読んで批評してくるのは、ほとんどの場合、学校の先生かクラスメート、親兄弟といった顔見知りです。(賞とか取るなら別ですが) つまり、書き手のことも知っており、何を書こうとも受け入れようとしてくれていると考えていい。 しかし、小論文は、最初から不特定多数の読

          真夏の小論文講座

          真夏の小論文・読書感想文講座

          さてさて、今回はいつもと趣向を変えまして、本業のほうの話。 この夏、某予備校で受験生向けの小論文の講座を持つことになりまして、いろいろ準備しています。 ただ、1週間のためにせっかく調べたことを、そのまま終わったら捨ててしまうのももったいないので、こちらで少し書き方のコツというか、モチベーションあげの一つもしておこうと思いまして、今回はそちらの話になります。 まずは、小学校高学年から中学生あたりに向けて、「読書感想文」の話でもしておきましょうか。 最近は、学校の宿題で読書感想

          真夏の小論文・読書感想文講座

          欅坂を振り返る②~今泉佑唯という存在

          今回のは、私個人の仮説である。まずはそのことを大前提として書く。 欅坂がスタートしたとき、私個人はダンスを得意とするパフォーマータイプの平手と、歌唱力の高い今泉、小林の「ゆいちゃんず」を交互に押し出すことを予想(期待といってもいい)していた。 ファーストシングルで「渋谷川」という曲をゆいちゃんずに与えたのは、おそらくはその布石だったと思う。 今泉佑唯は、過去にアイドルグループにも所属しており、握手会の神対応も評価が高く、バラエティでも頑張っていたメンバーだった。 しかし、「サ

          欅坂を振り返る②~今泉佑唯という存在

          櫻坂をふりかえる①

          東京ドーム公演も大盛況で、今やパフォーマンスグループとしてはっきりした「色」を示している櫻坂46. この状態を、あるメディアは「どん底からの復活」「大逆転劇」と紹介していたが、古いファンからみたら違和感もあったのではないだろうか? 今回は、そのへんのことを振り返ってみたい。 ご存じのように、櫻坂の前身は「欅坂46」である。 確かに、欅坂がデビュー曲「サイレントマジョリティ」で華々しくデビューし、平手友梨奈という天才パフォーマーを完全に軸に固定してスタートダッシュを決めたあと

          櫻坂をふりかえる①

          乃木坂6期生募集にまつわる杞憂

          というわけで、あくまでも「杞憂」で終わってほしいと思いながら、不安を少し書き連ねてみる。 その前に、日本という国が……というより、日本企業がここまで衰退している現状の遠因として、社内における人材育成を放棄(?)したことがあげられる。 どういうことかというと、終身雇用制が崩れたことで、営利団体である企業は、せっかく育成した人材が転職、あるいはヘッドハンティングされる可能性を考えると、人材育成に力を入れることはメリットが薄いと判断したのである。 かつては、入社一年目は様々な部署

          乃木坂6期生募集にまつわる杞憂

          考える力~2023年を振り返る

          ジャニーズ、宝塚、そして吉本……AKBもかな。 とにかく、いろいろな意味で、長い間、トップに君臨してきた大きな組織が大スキャンダルや不祥事によって、かつてないダメージを被った2023年。 来年は、そういう意味では「日本再生」の年にしなければならない。 これまで許されてきた「常識」が通用しなくなり、あらたな価値観と枠組みで進んでいかなければならないときに必要になるのは、なによりも「自分の頭で考え、自分の価値観を共有・発信していく力だろう。 ただ、ここ十数年、日本人全体が「考

          考える力~2023年を振り返る