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[レポート] アメイジング商店街V4に出店しました。
はじめまして!Neutuft(ノイタフト)のつちやです。
Neutuftは、“タフティング”という技術を中心に“DIYによる創作活動をより身近にできたらな”という思いで始めた「制作支援」を軸とした活動です。会社員のかたわら、自身でも作品の制作や、制作を行う上での手探りの実験結果を発信したりしています。
さて、2022年6月12日(日)に、個人制作の発表の場として、マクラウド様主催の「アメイジング商店街V4」に参加しました。
Neutuft初(かつ、実は主宰のつちやとしても、人生初)の即売会イベント出店となりました…。
本記事は、イベント概要と今回の頒布物、参加してみての感想をまとめたイベントレポートになります。
アメイジング商店街V4
![](https://assets.st-note.com/img/1655218968001-YrDubJ1MnA.png?width=1200)
今回Neutuftが出店した、「アメイジング商店街」はマクラウド様が主催する、ジャンル横断の展示・即売会イベントです。
4回目の開催となった今回、主催者アナウンスによると参加サークルは総勢94組、トータル800名ほどのお客様にご来場いただいたとのことでした。
Neutuftの出店内容
今回、Neutuftでは“タフティング”と呼ばれるファブリック製法を自分なりの視点でまとめた技法紹介+ミニポートフォリオZINE「Pile issue.1」と、“変体仮名”をモチーフに制作した、タフテッドタペストリー「へんたいラッチ」を頒布しました。
頒布物についてかんたんにご紹介します。
1.Pile issue.1
![](https://assets.st-note.com/img/1655215701124-5j2HhgtHU5.jpg?width=1200)
布に繊維を植え込むことで、房(パイル)をつくる製造技法“タフティング”。1年間の研究成果を日記のような感覚でまとめておこう、という動機で書きはじめたところ、結果ハウツー本の様相を帯びてしまった、技法紹介+ミニポートフォリオ小冊子です。
Contents:
道具/材料/パイル形状と表現/制作の流れ/アフタートーク
仕様:
A5横位置(210 × 148mm)、20P、糸ミシン中綴じ、表紙自家折加工
2.へんたいラッチ
![](https://assets.st-note.com/img/1655216018938-h9D4DCfWPJ.jpg?width=1200)
種々の都合により、漢字を崩して作られた“ひらがな”。
いわゆる「50音順」で現在使用される46文字が“選定”されたのは日本語の歴史で言えばそんなに昔の話ではなかったりします。
変体仮名は、今使われている“ひらがな”とはぜんぜんべつの漢字由来だったり、解釈が違ったりする、いわば“ありえた別の形のひらがな”と言えると思います。古くから続いているお店(例えばてんぷら屋さんやおそば屋さんなど)の看板に、いまだに変体仮名が生きているのを見かけると、妙に興奮します。
“へんたいラッチ”は、そんな変体仮名をモチーフに、サンセリフ体の解釈でデザインし生活の中で気軽に愛でられるラッチ(壁掛けタペストリー)として仕上げた作品です。
仕様:
330 × 330mm程度、アクリル100%
イベントを通しての感想
冒頭にも書きましたが、今回Neutuftとしても、主宰のつちやとしても、個人レベルでは初めての即売会出店になりました。
イベントの準備期間は1.5ヶ月ほどだったのですが、本の制作、販売を目的にした作品の制作、什器の設計、当日の搬入計画、そして頒布活動まで、すべてが初めてづくしで不安な日々でした。
ひとまずは大学の課題の講評が終わったあとのような晴れ晴れした気持ちです。
今回とくに力を入れて用意したのが、Pile issue.1の制作でした。
本は以前からつくりたいと思っていたのですが、テーマがなかったり、画力がなかったり、遂行能力が低かったりでなかなか形にならずにいました。
今回、装丁に関しても予算の範囲内でできる限りこだわっていて、表紙を自家加工で折ってみたり、糸ミシン綴じなど、気になっていたけどどう使ってよいかわからない手法を一気に取り入れることができました。
とても気に入っています。(ノンブル入れ忘れという大ポカをしてしまいましたが…)
なので、イベント中いただいた感想の中で一番うれしかったのが「本の装丁結構きれいですね!」みたいな声だったりします…!
あと、結構驚いたのは、SNSのわたしの投稿を見て来ていただいた、という方が予想よりも多かったことです。
今回参加させていただいた「アメイジング商店街」というイベントは、実は特撮や、映画関連の出店者がメインです。
参加を決めた理由は「タフティング」という技法の面白がり方を考えた際、フェーズ的にハンドメイドやクラフト系イベントではなく、全然別ジャンルのカオス感のある場所に持っていったほうが、事故的に面白いことが起こりそうだな、という直感的な目論見があったためです。
なので、SNSで一応は広報するものの、スタンスとしては別ジャンルの人たちに見てもらって面白がってもらう、という目論見だったので、自分の出店を目的に来てくれる人がいる、という想定をほとんどしていませんでした…!
デザインフェスタやハンドメイドフェス、のようなイベントを期待して来ていただいた方には、ちょっと申し訳ない気持ちになりましたが、あのカオス感を含めてお楽しみいただけていると嬉しいな、と思っております!
とはいえ、想像していたよりも(噂に聞いていた即売会イベント初参加レポよりも)ぜんぜん暇な時間が少なく、会期中はブースに寄っていただいたみなさまとお話ができてとても楽しく過ごすことができました。
「次も何かしら参加したい」と思えるような、幸先のよい初出店となりました!
以上、「アメイジング商店街V4」参加レポートでした!
会場に足を運んでいただいたみなさま、商品をご購入いただいたみなさま、そして主催のマクラウド様ほか関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
次回は9月末頃にまたなにかのイベントに参加できたらいいな、と思っています。(思ってはいます。)
イベント概要
*アメイジング商店街V4 主催:マクラウド
*出展内容 玩具、同人誌、雑貨、アート展示等
*日時 2022年6月12日 11:00〜16:00
*会場:東京都産業貿易センター台東館 4F
*入場料500円
関連リンク
自宅ではじめる“ホームタフティング”入門
自宅やワークスペースで“個人的に”タフティングを楽しむ行為を、“ホームタフティング”と名付け、ホームタフティングを実践するにあたって必要な知識や情報をメモ程度にまとめています。
アトリエでの活動について
Neutuft(ノイタフト)は、当時まだ情報が少なかった“タフティングガンによるDIYでのラグ制作をより身近にできたらな”という思いで始めた活動です。会社員のかたわら、2021年の9月からはアトリエスペースをレンタルして、作品の制作や、ワークショップなどを実施しています。
Instagramはこちら
作品の投稿が中心ですが、特に関係ないこともポストしています。
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