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ハレルヤチャンス

先日ラジオから流れてきた桑田佳祐さんの「明日晴れるかな」を聴いて、夢中になって見ていたドラマ、プロポーズ大作戦を思い出した。

たしか、「ハレルヤチャンス」って言ったら、戻りたい過去に戻って、やり直せる話だっけ。

ふと、もしハレルヤチャンスがわたしの人生でも使えたら、いつに戻りたいかな?なんて現実には起こるはずのないことを想像しはじめた。

こうやって考えてみるとわたしは過去の3つのタイミングに戻りたいな、なんて思った。

両思いだった中学生時代

わたしは中学生時代、好きな人がいた。その人はかっこよくて、モテる人だった。そんな人と中学一年生のとき隣の席になった。中学生のときの隣の席の人って、なにかとペアになったり、お話しすることが多くって、とても楽しかった。さらに席替えしたときも隣の席になったりすることもあり、毎日の学生生活が楽しかった。
でもその人はサッカー部で、しかもサッカーがとっても上手くて、ほんとうにモテていた。だから、叶うはずないって思っていたから、わたしは自分の気持ちを伝えるなんて思ってもいなかった。ただ隣の席の人として、中学生時代を終えた。
それから少しして、昔よく流行っていた、LINEのタイムラインの投稿にスタンプ押してくれた人に思っていること伝えますみたいな投稿(わたしの周りでしか流行っていなかったかもしれないけれど)をその人が投稿していたので、友だちとノリでスタンプを押してみた。
そしたら、実は好きだったというメッセージが。
なんとまさか!!!!!
叶うはずないと思っていた、わたしの想いってもしかしたら、叶っていたのかもしれないと思うと、あのとき勇気を出していたらと思う。
お互いの気持ちを知ったからと言ってそれから、特に進展することはなかった。
だからこそ、中学時代勇気を出して行動していたら、今とは違う未来だったのではないかと思う。
ハレルヤチャンスが使えたら、中学時代に戻りたいな。

就活をしてた頃の大学生時代

わたしは就活生をしていた当時、特に叶えたい夢もなかったし、やりたいこともなかった。実家を出て、ひとり暮らしして働く想像もできなかった。
だから、実家から通える事務員ができる仕事を探して、その2つを軸に就職先を探した。
事務員というのも、やりたいこともないからなんとなくという理由だ。
今思うと、あのときの考え方が浅はかだった。
だから、新卒で就職した職場を退職した。
さらに今は実家を出てひとり暮らしをしている。
別に、実家から通えるというのはどうでもよかったのかもしれない。
むしろ今は、地元とは離れたところで暮らしてみたい気持ちもある。
だからこそ、もう少し自分の叶えたい夢とかやりたいことを考えて、それに向かって努力していたら、今とは違う未来だったのではないかと思う。
ハレルヤチャンスが使えたら、就活生時代に戻りたいな。

付き合っていた彼と楽しく過ごしていた大学生時代

わたしは大学生から、社会人になってすぐくらいの時まで付き合っていた彼がいる。とっても優しくて、大好きだった。だけど、わたしは大学生、彼は働いていたということもあって、すれ違いが多くて別れてしまった。わたしは結婚すると思っていたし、彼と楽しい老後を過ごすことも想像できていた。わたしは老後にかわいいおじいちゃんとのんびり暮らすことが夢だった。彼はかわいいおじいちゃんになると思っていたし、この人となら楽しい老後が過ごせると思っていた。
けれど、それはわたしの思い過ごして、別れてしまった。
当時はすごく悲しかった。仕事も辛い上に、心にぽっかりと大きな穴が開いてしまった感覚。
こんな想いは初めてと思うくらい、途方に暮れていた。
それからは時間が解決してくれて、立ち直ったし、今ではあんなこともあったと思い出にできている。
だけど、だからこそ、あのときもっと彼を大切にしていたら、今とは違う未来だったのではないかと思う。
ハレルヤチャンスが使えたら、彼と楽しい時間を過ごしていた大学生時代に戻りたいな。

こうやって過去の事を考えていても、わたしはハレルヤチャンスが使えるわけではないので意味は無いかもしれないけれど、過去の後悔があるから今を生きられるのかもしれない。

今のわたしは恋愛願望も結婚願望もないけど、素敵な家族と素敵な友だちと素敵な推しに囲まれて幸せに日々を過ごしている。
仕事は2回目の転職を考えているけれど、次こそは自分のやりたいことをみつけて、生きていきたいと思っている。

仮に過去に戻れて、自分の思い通りに生きられたとしても、きっとそこでも後悔は生まれると思う。
だから今の人生でよかったと思う。

だけど、これからの人生は周りの目なんて気にせずに、自分のやりたいことを貫いていこうと思う。
そうすれば後悔しないんじゃないかな。

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