
転職したってよくない?
なんだか、世の中は転職に厳しい気がする。
転職の回数や、働いた期間を見られて、ダメな人間だと判断している気がする。
でも、「転職ばっかりうまくなる」という本を読んで、そんなわたしの気持ちを代弁してくれる素敵な本に出会えて、やっぱり転職したっていいじゃんと思えた。
この本の作者ひらいめぐみさんは20代で6回の転職をしている。
わたしは20代で2回目の転職をしようとしているところである。
今の職場を辞めたいと両親に話したとき、父には反対された。
わたしは正直、仕事内容と人間関係を理由に辞めたいと思っていた。
父は、どんな職場でも同じ事だから、今の職場でがんばるか、自分で起業するしかないというようなことを言った。
つまり、今の職場で働き続けてほしいということだと思う。
でも、わたしは、環境を変えたら変わるかもしれないし、環境を変えても悩むようだったら、どこも同じなんだと納得できるかもしれないから、転職してみないとわからないと思っていた。
父はあまり納得してくれなかったように思う。というのも、父は新卒で入社した会社でずっと働き続け、来年退職予定である。
転職をしたことのない父にとって、父が退職するまでに2回も転職する娘を理解できない気持ちも分からなくもない。
けれど、この本を読んで転職を決めてよかったと思えた。
そして、考え方に正解も間違いもないけれど、やっぱり自分で納得した人生を歩みたいなと思った。
なりたくない大人になるために、就職したわけではなかった。
まさにそう。
不平不満を思ったり、仕事に身が入らなかったり、心をすり減らしてしまったり。そんな状態で働き続けるくらいだったら、思い切って転職して、新しい世界を見てみたいと思った。
あとは、環境を変えることによって、出会う人も増える。
仮に今の職場で働き続けたら、きっと新しい出会いはほとんどない。
職場を変えることによって、新たな出会いがある。
そして、転職することで、自分の居心地のよい仕事や生き方を見つけるかもしれない。ひらいさんも、何回もの転職の末、納得できる生き方をしている。どこかで、違和感を感じながら、働き続けていたら、今の人生はなかったからこそ、転職のおかげだと思う。
わたしも1歩踏み出す勇気を持ったから、これからは自分の生きやすい世界を自分で見つけていきたい。
わたしの人生まちがえたかなと、不安になったとき心強い味方になってくれる1冊に出会えてよかった。