【続】当たり前なんてこの世に存在しないんだ。
先日投稿した桜井美奈さんの「殺した夫が帰ってきました」の感想を綴ったこちらのnoteの続編になります。
ネタバレになる内容が含まれていますのでこれから本を読む方は読まないことをおすすめします。
前回のnoteで述べてたあること、それは、、
無戸籍
ということです。
無戸籍というのがキーワードになっていて、登場人物の1人が無戸籍ということで起こった事件だったと思います。
はじめ読んだ時、無戸籍って聞いたことはあるけれど馴染みがなくて、現実とかけ離れていて、どこかフィクションのお話なんではないかと思っていました。
この本を読んだ翌日、YouTubeで無戸籍をテーマにしたニュース番組の動画がタイムラインに流れてきました。
すごくタイムリーだったし、本を読んだあと無戸籍というワードが少し心に引っかかっていたのでなんとなくその動画を見てみました。
日本には無戸籍の人が1万人くらいいるそうです。
周りにいないからか、いたとしても知らないだけなのか1万人という数を聞いて驚きました。
誰もが生まれたら戸籍を持ち、市役所で必要な手続きをしたり、、学校に通ったり、病院に行ったり、結婚できると思っていました。
わたしは、戸籍を与えられ、今まで何不自由なく生きてきたから。
これはわたしの中での当たり前だけであって、現実は当たり前でもなんでもなかったということにその動画見て気付きました。
戸籍がないと結婚したくてもできないので、成人してから戸籍を取得するために支援をしている人の存在を知りました。
しかし、戸籍を持たない人の理由はさまざまで、日本人と外国人の間に生まれた子どもが日本の戸籍を持っていなかったということもあるそうです。
いざ、結婚しようと思うと戸籍が無いということで、結婚できず、戸籍を取得しようにも前例がないと、市役所から追い返されることもあるそうです。
多くの人が、生まれながらに戸籍を与えられるのが当たり前と考えているからこそ、このようなことが起こるのだと思います。
一冊の本からとても大切なことを学びました。
当たり前なんてこの世に存在しないんですよね。
どんなことも当たり前だと思わず、柔軟に物事を考えられる人間になりたいなって思います。
そして、知るってこともとても大切なことだなって思いました。
本を読むことでいろいろな世界を知ることができて、読書ってやっぱりおもしろいなって思いました。
次は何の本を読もうかなって考える時間もわくわくしますよね。
さて、次は何の本を読もうかな、、。
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