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サポーターはサポーティー 作用反作用の法則


 私は、対話の森(ダイアログ イン ザダーク/サイレンス)のマンスリーサポータ-です。
12/25のダイアログ イン ザダークのクリスマスプログラムに参加した時、スタッフの皆さんに温かく迎えてもらいました。
その時持参したプレゼント🎁、キャンディを🍬詰めたお弁当箱がカバー写真です。
私は、第一次緊急事態宣言下の巣ごもりをきっかけに、木の弁当箱を作り、いくつかのモデルは、人さまにも使っていただいています。

2021年11月、視覚障害のあるダークのアテンドさん(ガイド&ファシリテーター)の方3名を含む皆さんと奥会津の森まで旅行する機会がありました。下の写真は、その時の様子です。


カバー写真の箱は、この体験が無ければ仕上げ切れなかったもので
「結局サポートされているのは自分の方だな。作用・反作用の関係だな」と実感しました。
モノを作るとき、「見えない方」に「触れていただくことは、視覚的誤魔化しが一切通用しないので「怖いな!」と思いましたが、奥会津の旅すがら自分が磨いた木のコースターを触っていただき、自信を持って良いかも? と感じました。まさに「サポートされた」と感じ始めるきっかけです。

その後できた弁当箱は「見えない人」にも前後左右がわかる形状、触感に特徴に特徴をもたせることが多くなりました。
世間では殆どの弁当箱が左右対称なので、どっちがおかずで、どっちがご飯か、正面がどっちかわからないハズです。

作品例1 「セット」型、ギャザー弁当箱

魚の焼印を蓋に押し、フチにギャザーを彫り込んだのは、「セット」というニックネームのアテンドさんのお顔を思い浮かべて仕上げたもの。彼は、私が「ミスター、エンターテイナー」と呼んでいる、声と言葉に華やぎのある方。彼は篠笛奏者でもあり、森で聴かせてくれた笛の音は「妙音、十方に通ず」森の木々だけでなく、天界に届くかの神秘を感じさせるものでした。この弁当箱には、「セット」が持つ「華やぎ」をこめました。


作品例2 ミキティに捧ぐ「花」弁当箱

蓋に桜の花びらを押した弁当箱は、「ミキティ」という女性のお顔を思い出しつつ仕上げました。彼女は、とてもみずみずしい感性の持ち主。私の印象ですが、触ってツルツルのモノが好きみたいで、よく匂いも嗅いじゃいます。それゆえ白木の香りと触り心地を意識しました。ミキティは、漆器「めぐる」の開発をサポートした実績のある方です。

作品例3 しらしょうに捧ぐ「たまご🥚」弁当箱
 最後に、カバー写真の卵形弁当箱は「しらしょう」という若い男性をイメージ。話をよく聞いてくれ、「人に寄り添うこと」を教えてくれる優しい若者です。彼は視覚障害があるものの、色と形は少し見えるとのことで、「しら」塗りしてアメリカンカントリー家具のイメージで仕上げました。

🐇を載せる前


こんな感じで、この世は人と人が、「あいよりあい」ひとつの社会、世界を織りなしているので、サポーターとサポーティを切り分けるは、「2見に堕する」は言い過ぎかもしれませんが、断片的な視座に過ぎないと感じるのです。

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