怪現象!仕事終わりの今夜の出来事。

今週は歯の詰め物が取れた以外は本当に順調に仕事も終わりを迎えた。

そして毎週末恒例のコインランドリーに行った。

いつものように300円で30分(セクキャバの30分3000円の十分の一の金銭)を入れて 車で2km離れた中華料理店へ向かおうとした。

しかし、コインランドリーの目の前の信号機で車が長い長い渋滞になっていた。

どうやら事故渋滞のようだ。

その中華料理店に行くには渋滞道を抜けなければいけない。

ここで私は ふと ある知り合いの名言を思い出した。

「人生あきらめが肝心」

どういうわけか 車に乗って渋滞が和らぐ事を待つのを諦めた私は 歩き出した。

12月の初旬だし まだ夜の福山市は そう寒くなかった。
なので2kmの道のりを歩くことにした。

コインランドリーの向こう側の道は 不思議と 恐ろしいほど 道が空いていた。

いや、もう少しだけ待てば事故渋滞が緩和できたに違いない。 
ここで待てばよかったとは思わない。

歩けば新たな発見もあるさ。

まぁ今日「21時からの あなたのばんです&スッキリ」までに帰れればそれで良いと思ってた。

夜ご飯も中華料理店で美味しく食べて30分かけてコインランドリーに到着した。

「よし!帰って あな番特別番組みるぞ今は19時30分だし 余裕だね」

そう言って洗濯物が入ったドアを開けようとした。

開かない………

おかしいなぁ  力を入れたら
今度は グギゴギゴゴゴ

奇怪な音が木霊する。

なんか 怪現象が起こったようだ。

またドアを開けようとした

グルグル〜  なんと「残り時間5分」の表示がコインランドリー右上に出た。

「えっ?なんやねん まぁ5分待ったら
ドアが開くんかな?」

変なコインランドリーだが 5分後にドアが開くなら問題ない。

このコインランドリーの中に閉じ込められた愛しのmy仕事着やカジュアルウェアなど救い出せる。

3分経過した時に期待は絶望へ変わった。

コインランドリーが停止した。

まるで世界が停止してコインランドリーという世界の人達が全滅したような気持ちだ。

私は めちゃ取り乱しました。
コインランドリー右上に書いてあった携帯電話番号にクレームを ぶち込んだ。

「おい!コインランドリーが変な動きしてるぜ!
こっちは迷惑してんだ。
早くきてくれ。」
私は確実に
口調が激しくなっていた。

そのせいか コインランドリーから電話を受けた
おじさんは 私に やたら傷つく返答をしてきた。

「はぁ? お客さん あなた薬でもやってるんか?
なんなら その口調は?
ヤクザ屋さんですか?
もしそうなら 警察も同行してよろしいでしょうか?」

「ちげーーよ!一般人だ。」

ここで 明石家さんまさんみたいに この人が
ギャグで返してくれたら
私は ほっと気を取り直してたかもしれない。

例えば「チゲ鍋?チンパンジー?」このように来るはずもなかった。

その人は さらに私に こう問いかけてきた。

「あと10分したら 伺います。
聞いたこともねぇ現象だけに
まぁ百聞は一見にしかずか!?
本当に聞いたこともない
勘弁してやぁ」

聞いたこともないを連呼か……
本当の意味で怪現象じゃね?
私は 彼が到達する時に
そう考えたものだ。

そして数分後
電話の 声に ふさわしい雰囲気の50過ぎの おっさんが鍵を持ってやってきた。

不思議なものだ。 相手を見ると私は
いつものように物腰柔かな男に戻ってた。

「この洗濯機です。 すいませんでした先程は
取り乱して」

「まぁ鍵を開けるから
待っててくれたまえ。」

彼は鍵でコイン入れとか 中を 色々動かしたり回したりしていた。

そしてコインを入れる裏側から 何かをつっこんだようだ。

すると あら不思議。

あれだけ力で開けようとした扉が サクッと開いたんだ。

「排水口に 色々詰まってたようです。
隣の 洗濯機&乾燥機に あなたの服をもう一度かけるんで 60分ほどのちに来てください。」

「ありがとうございます。
先ほどは 取り乱してごめんなさい」

「いえいえ
こちらこそご迷惑をおかけしました。」

う〜む これにより ずっと楽しみにしていた
「あなたの番です&スッキリ」スペシャルドラマは観れなくなった。
不快感というかストレスホルモンがたまり
風俗でも 明日行こうかとか考えるようになってしまう自分。

自分って情けない。

でも 乾燥機代100円浮いたと思えば
それで良いのではないだろうか?

自分は 1時間以上のちに 洗濯物を取りに行こうと思う。

今夜はスタバでも行って Wi-Fiも節約するかな

でも コーヒー代が いるでしょう(笑)

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