「むかしのガッキー似の人をナンパした話」
もう何年も何年も前の話だ。
私は、電子部品の工場で朝から夕方まで働いていた。
3月初旬、まだ、三寒四温により たまに寒さで過ごしにくい時もあるが私にとっては、ホットフルな出来事が、舞い込んで来た。
なぜか 仕事の休憩中とか 仕事の合間に
特に意識はしてなかったが
昔の「ガッキー」によく似た人と
よく目があったのだった。
(「恋空」とかに出演してたころの ガッキーに似てた)
自意識過剰だったのかもしれない?
やたら視線を感じてた。
なので 3月の ある日
勇気……を出すこともなく
自然な流れで その子に声をかけた。
休憩時間ーー長椅子があり
偶然 その子が横に座ってたのを思い出した。
「こんにちは〜
今日も あと2時間で お仕事終わるね。
君は 今日は残業かな?」
多分 私は その子に
そのような 普通な感じの質問をしたと思う。
「残業は強制じゃないので 今日は残業を頼まれても帰りますよ。 あなたは?」
「自分も 残業しないっす笑」
「まぁ〜無理なく 頑張りましょう!
ところで
何歳ですか?」
と言われ
私は 逆に何歳か当ててみて?と笑いながら言った。
ガッキーは「私は現役女子高生三年を終え4月から社会人ですけど あなたは 私より少し年上ですよね?
見た目は あなたは18とかにも見えますが クスっ」
大きな瞳を モモンガが ゆっくり目を閉じるような感じで瞳を閉じ笑いながら言った ガッキー似の人「苗字は忘れたんで 新垣ってことにしておこう」
私は、2?歳と 言った。
「あれ?ぜんぜん見えないです。あたしと同級かと思いましたよ。」
その後数分間 どんな話をしたかは覚えてない
でも なんか話が新垣さんと 噛み合ったのは 覚えてる。
話も噛み合う上で
同級生に見られたのは嬉しかった。
当時は 髪は綺麗に染めていたけど、顔にメイクして美パワーを強化してないし まだ、現代みたいに二重じゃないから
アイプチに頼っていたから 一重の日が多かった。
当時は 美容にも あまり興味もあったわけではなかった自分。
ナチュラルな二重瞼を手に入れたのは 結局その一年先だったのは覚えてる。
当時の私な まだ
一重で さえてない顔だった
それでも 新垣さんみたいな可愛いい人と
隙をついてタイミング合えば話せるから 仕事場へ行くのは ある意味
新垣さん目当てに行くようになっていた。
ガッキーとデートできたら
どれくらい幸せなんだろう。
一輪のアマリリスのような花とフェレットを連想させる ガッキー!
何回か偶然を装っては、たあいもない話しで ガッキーにアピールする私!
そんなある日
「あたしね‥3月後半には、就職決まったから ここは辞めるんです。」
「あっ そうなん?どこなんか知らんけど 寂しくなるね」
「私も寂しい気持ちです! こうして職場で 富田さんと仲良くなれたのに」
「あの~良かったら」
ドキドキする気持ちを抑えられず、ガッキーを誘おうとする言葉が喉元まででかかったや刹那!
キーン コーン カーン!
昼休憩終わりからの仕事時間へのチャイムだった。
その時、電子部品組み立て 部署において入れ替えがあり
それによって
ガッキーと休憩時間が かぶらなくなってしまった。
(やばい! このまま会えずに 卒業されたら 収穫0やわ!なんとか せねば)
私は
その、ガッキーと友達になりたいから、なんとか 時間を作り 新垣さんをデートに誘いたい。
帰りがけに 待ち伏せはするけど、恥じらいを感じ、声もかけられない。
いったい こんなのが何日続いたのだろう。
なんだかんだ言って 3月も半ばを過ぎて、新垣さんが いなくなる日が 来ようとしていた。
(くそぉ!どうすりゃあいいんだ!なんとかデートに 持って行きたい)
そこで、私は、新垣さんのの下駄箱に
中途半端なことはしたくないんで
思い切って 告白書みたいなのを 入れた。
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