【ゲーム感想】古橋旺一郎好きだあああああああ
久しぶりにスイクラの話をしにきました。ていうか旧ブログ閉鎖されたの本当に本当に悲しいですTT キャラクターの誕生日企画とか古橋さんの過去SSとか好きすぎて穴があくほど読んだのに……テレビのチャンネル権争いでケンカするひのざくに萌えてたのに……電気屋で全ての電子辞書に天ぷらの文字を打ち込む日之世もまた見たいよ……。
それはさておき、古橋ルートを再び読み返してやっぱりこの男、好きだ……となりました。なんか最推しだからこそ記事を書く気になれなかったのですが、書きます(矛盾)もちろんネタバレなので注意!
古橋ルートの真髄は歪愛ルートです
嫌がる古橋さんに菓子人形を与え続けるシーンがもうほんとにほんとに好きでハァハァハァ 葛藤して苦しんでる褐色男の色気やばすぎる ちなみにこういうそのキャラの嫌がることを押し付けて反応を楽しむ悪趣味なジャンルを「曇らせ」と呼ぶそうですね、素晴らしい
それはさておき、この行動に最初の方こそ「柘榴は古橋の何を聞いていたんだ」とドン引きしてたのに、気づけば「無理せず喰べればいいのに。なんかやだなぁこの雰囲気、前みたいな古橋さんに戻ってほしい」と自己中な考えに陥っている自分がいた……。スイクラこわい。
ほんで歪愛バッドの「悪いが昼のような余裕が俺にはないぞ」ってセリフ、まさかこんなギスギスした別れ話みたいな中で飛び出すとは思わないじゃん……。これスイクラ公式サイトの古橋ボイス試聴の中にあったセリフなんですが、ゲーム購入前に聴いてはは~んこれはきっとエッチなシーンだな^^と思ってたらここかよ!(;´Д`) そして逆に私がめちゃくちゃときめいたセリフ
「死ぬことだけを考えて生きてきたのに、今こうして自殺衝動もなく君のことだけを考えて生き恥を晒し続けている」
ああああああ~~!!!こ、こんな情熱的な愛の言葉がほかにあるかよ なぁ!おい!!! うっ……(心臓発作)
匣を開けてしまった日以来、数世紀に渡って自分を責め続けて死を望んでいた古橋にとって、変な話自殺衝動こそが生きる意味になっていた。その彼の存在意義が「柘榴ちゃんへの愛」に置き替わったわけですよ。そんなに柘榴のことを愛しているのかお前はうわあああああ
これ歪愛グッドも同じで、愛する人が古橋にとっての”悪夢”であるスイートクラウンになって、二人で他者を犠牲にしながら生き続けるっていう昔と全く同じことを繰り返している。それでも古橋は拒めない。二人が一緒にいる方法がこれしかないから。柘榴ちゃんをただただ愛しているから。ひぎぃ……。どこかのサイト様で歪愛グッドは攻略対象が最も嫌がることを柘榴への愛のために押し付けている、って仰ってた方がいたんですが全くもってその通りですね……ぞわぞわしました……。そしてスイクラのせいで相手が自分を愛するために嫌なことを受け入れてくれるっていうシチュエーションに悦びを感じるようになってしまった。最悪だよ!私の中にスイクラ様入ったん?出ていけや!
そういえば赤い服の王様時代の古橋さんもといグラナダ王はぜひ謁見したいですね……。クールに見えて優しくて内向的で繊細な彼が大好きですが、それはそれとして、生き物を傷つけたくない優しい彼が正気を失って大量虐殺を行っているという最強の尊厳破壊を見たくないかと言われれば、ごめんけど絶対に見たい。悲鳴、嗚咽、絶叫が轟く城で肉塊となったかつての身内を見てどんな顔してたの?不敵に笑ってたの?子供みたいに喜んでたの?楽しかった??私古橋さんの満面笑顔見たことないから見せてよ ほら
歪愛ルートの主人公について
スイクラの怖いところは「ごく普通のどこにでもいる少女」が悪魔に唆されたことで思考力がどんどん鈍って他者を思いやることができなくなって、最後には自分の快楽だけを追い求めるようになってしまうところですよね……。自分の快楽のためなら他人がどうなろうと構わない、愛する人のためなら罪のない子どもを喰らうことも厭わない。それはもう……人間の形をしてるだけでただの悪魔なんだよ……。なんか昔の私の記事だと柘榴ちゃんを自己愛がやべー女って書いてたけど、今考えると全然そんなことないかも。大切な身内を亡くして頼れるはずの大人(両親)にも放置されて、誰も彼女を助けてくれる人はいなかったわけで……。「誰も来ないところに閉じこもりたい、もう朝なんて来なければいい」と願うほど精神的に参っている。端的に言えばうつ病。自分のことでいっぱいいっぱいで(しかも柘榴ちゃんぐらいの年頃の子は特に)本来は周りのことまで考えてる余裕がない。その弱みにつけ込まれて悪い方へ誘導されてしまっただけで、回想とか見る限り元は人並みに明るい普通の子だったっぽいですよね。知也は柘榴に対して「姉さんには姉さんしかいらないんだ、昔からそうだよね」と言ってますが、そら小学生ぐらいの子どもは自己中になるのが当たり前やて……。星座の話題を振っても自分に関係のある話題にならないとまともに話を聞いてくれない、みたいなモノローグがありましたが(このへん記憶が曖昧なので違うかも)それはそうだろ……。たとえ大人でも興味ない話を親身に聞いてくれるやつはそうそういないよ、、このあたり知也が柘榴を愛するあまり期待ばっかりが大きくなってしまったのか、知也も子どもだからそこまで考えが及ばず二人の齟齬が大きくなったという表現なのか、単にライターさんが柘榴を自己愛の女として描きたかったのかは謎です。でもたくよさん公式ブログのAGF企画かなんかで柘榴に「私は自己愛が強いから」って喋らせてたあたり三番目の説が有力……?
なんか気づいたら柘榴ちゃん語りの方が長くなってしまった。深愛ルートの古橋さんについても語りたくはあるのでそのうち追記します。てかスイクラ語れる人ほんと周りにいなくて……そもそも乙女ゲームやってる母数が少なくて……グスン 皆様の感想ブログなど拝見して新たな知見を得たり爆共感したりしています。大変お世話になっております。ではいったんこのへんで切ります。ノシ
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