アメリカのホリデーThanksgiving(感謝祭)の悲しい起源を知った。【オペア留学日記🇺🇸】71日目
昨日、11月23日はアメリカのThanksgiving day(サンクスギビングデー)という祝日でした。
感謝祭とも訳されるこのホリデーは、アメリカでは毎年クリスマス同様、家族と過ごしてターキーをメインとした美味しいディナーを囲んでお祝いする日らしいんだけど。
実はサンクスギビング当日にSNSで“感謝祭の起源にまつわる悲しい事実”の内容がシェアされているのを見たんだけど、なんだかそれを読んだらこの祝日の日を楽しめなくなりそうな気がして、その時は読むのを意図的に避けてしまっていました🥲(当日はパパに招待された親戚一同が集まるサンクスギビングパーティーに参加することになってた)
それが昨日から心のどこかでずっとモヤっとしていたので、改めて自分で調べてこの記事に辿り着きました。自分だけの知識じゃなくてこれは広めておきたいなと思った話だったのでここでシェアします。
感謝祭は、アメリカの土地を先住民から征服した側の目線で語られることが多いらしく、土地を奪われ大量虐殺された先住民たちにとっては毎年悲しい記憶が蘇らされる日なのです。今も尚、多くのネイティブアメリカンが感謝祭の間違った理解やデマによって苦しめられています。この記事を読むと到底祝福できるようなものではない悲しい事実があったと理解できます。
日本人にとっては馴染みのない感謝祭。私もここアメリカに来て初めて迎える祝日で、その起源や意味をよく知らずに家族とお祝いできる良い祝日だと思っていました。
何事も幸せの裏には誰かや何かの不幸せがあることはいつもどこかで理解しているつもりではいました。だからこそ“感謝祭の本当の起源”を知りたくて、もう一度調べるまでに至ったし、感謝祭の日が近づくに連れて多くのスーパーで大量に並ぶターキーを見て、複雑な感情を抱いていたのも事実です。
人間という生き物は弱肉強食の世界で生きていて、他の動物の命を日々の食事で頂いています。個人的にアメリカ人は余計にこの色が強いと感じることが多いです。実力主義の世界で、強い者や競争に勝った者が優位に立ってきた歴史がある。
感謝祭と呼ばれるこのホリデーも、ある意味実力主義大国のアメリカらしい文化だと感じさせられました。
多くのアメリカ人はこの感謝祭の事実を知らない、もしくは間違えて理解しているそうです。こんなにもSNSやネットで簡単に情報を得られるようになったというのに、まだ間違った知識で生きている人も多くいる。私も昨日まではその1人でした。
この事実を知ってから、昨日の感謝祭の過ごし方をどう捉えたらいいか少し考えさせられました。ただただ招かれた側として美味しい食事ができて楽しいお祝いの日としか解釈してなかったけれど、勇気を持ってやはり事前にその起源や歴史を知っておくべきだったなとも思います。
もちろん、昨日の私にとって初めてのサンクスギビングはとても楽しかった思い出です。😌
ホストファミリーの家族の一員として招かれ、初めましてにも関わらず優しく迎え入れてくれたホストパパの親戚家族達と過ごした時間は、とても温かく幸せな気持ちでした。
この悲しい歴史を知った上で、改めて家族や身の周りの人たちと温かい食事を囲いながら過ごせることがどんなに幸せか、そんな当たり前のように思えることに感謝するべきだなと思いました。私なりに考えた感謝祭の過ごし方の心の落とし所と言ったところでしょうか…
世の中には色んな考え方の人がいるし、同じ事実ひとつでも見方や立場によって全く違う捉え方にもなる。それをわかっていてもすごく難しいなと思った。家族で集まってお祝いできることも素晴らしいし、お祝いはせずにこの事実に寄り添うことも素晴らしい。ただ一つ真実を知っておくというのは大前提として重要だと思った。
自分にとっての幸せは誰かにとっての不幸せかもしれない。これを忘れてはいけない。どんな時も。
私にとってのThanksgivingはアメリカの歴史を学べた良い機会になりました。
決して当たり前じゃない、命ある今に感謝しよう。🤎
Thank you for all around me.
❤️🩹❤️🩹❤️🩹
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